Google は、Pixel 9 および Pixel 10 シリーズ向けに提供している「Pixel スタジオ」アプリについて、生成 AI ツールの提供を終了し、アプリの役割を段階的に縮小していくことを明らかにしました。
この変更は、今週配信が開始された Pixel スタジオの最新アップデート(バージョン 2.2.001.864530193.00)で行われており、筆者の などでも機能が削除されたことを確認しています。
アップデートで生成 AI 機能が削除
Pixel スタジオアプリでは、これまでプロンプトベースの画像生成、カスタムステッカーの作成、画像の一部を削除するといった生成 AI 機能を利用することができました。
しかし、最新のアップデートを適用すると、スクリーンショットの編集画面などからコンテンツを生成するための魔法の杖アイコンが消え、トリミング、描画、ハイライト、テキストの追加といった、非常に基本的な画像編集(注釈)ツールだけになります。


Pixel スタジオは、Pixel 9 シリーズとともにデバイスの AI 性能をアピールする機能として導入されましたが、今回のアップデートによって、シンプルな画像編集ツールへとダウングレードされました。
なお、この変更に合わせて昨年 11 月に Files by Google アプリに導入された Pixel スタジオアプリ経由のスクリーンショットの編集画面からも、AI 編集機能が削除されました。
既存の作品向けにエクスポートツールを提供へ
Google は 9to5Google に対して、今回の変更は意図的なものであり、今後は Pixel スタジオのユーザーを Gemini の「Nano Banana」へ移行していく方針であることを認めています。それに伴い、これまでに Pixel スタジオで作成した画像などをエクスポートするツールが提供される予定です。
現在作成済みのステッカーなどがすぐに消えるわけではありませんが、新しいものを作成するツールがすでに削除されていることを考えると、エクスポートツールが提供され次第、早めにバックアップを取っておくのが安心だと思います。
まとめ
今回のアプリ縮小には、Google が様々なサービス・アプリで Gemini による画像生成機能を追加しており、先日発表された Gemini アプリの「Nano Banana 2」など、さらに幅広いデバイスで高性能な AI による画像生成ツールにアクセスしやすくなりました。
そのため、Pixel 9 と Pixel 10 に限定されていた Pixel スタジオを終了させ、より統合された Gemini のエコシステムに移行するのは自然な流れだと思います。
とはいえ、Pixel スタジオで AI 編集を活用する機会が多かったかと言われると、筆者はほとんど使ったことはありません。Files by Google 経由で編集機能を使うことがありましたが、AI 編集機能は他のツール(主にフォトや Gemini)を使うことがほとんどだったので、ユーザーの使用率というのも原因にあったのかもしれません。


