Android の新しいドキュメントスキャナーが段階的に展開開始。Material 3 Expressive で刷新

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Google ドライブのスキャナー

Google が 2025 年 9 月からテストしていた、Material 3 Expressive デザインを採用した新しいスキャナーが、ベータ版として現在広く利用可能になっていることが報告されました。

この変更は Google Play 開発者サービス v25.46.32 のアップデートで展開されていますが、段階的な展開となっているため、すべてのユーザーがすぐに試せるわけではありません。

目次

Material 3 Expressive を採用した新デザイン

今回の変更は、Google の最新デザイン言語である「Material 3 Expressive」に基づいて再設計されており、次のようなデザインの変更が含まれています。

  • ビューファインダーが角丸のコンテナに配置され、全体的に柔らかい印象のレイアウトに
  • 画面上部には「閉じる」、「フラッシュ」、「旧デザインに戻す」などの操作ボタンをまとめた縦長ピル型コンテナ
  • 下部にはアニメーション付きのスキャンボタンが配置され、自動スキャンや手動キャプチャ、ファイルピッカーなどにアクセスしやすく整理

「検索中」と「スキャン中」でインジケーターの形状が変化するなど、状態を視覚的に示す仕組みも取り入れられています。

ピル型のステータス表示は、すでに読み取ったページを認識した際に「Page already scanned」と表示するなど、連続読み取り時の見落としを防ぐ工夫も加えられています。

複数ページを一度に読み取るリアルタイム処理

新しいドキュメントスキャナーは、「視界にあるすべてのページを一度にキャプチャ」できることです。本をめくりながら読み取ったり、複数枚の書類を順に並べて取り込んだりする場面で、ページ切り替えの操作を挟む必要がなくなります。

まとめ

現在、新しいスキャナー機能は Google Play 開発者サービスの v25.46 のアップデート以降で、Google ドライブと Files by Google アプリで利用できます。ただし、すべてのユーザーに展開されているわけではありません。実際、記事執筆時点では筆者の環境で試すことができませんでした。

新しいドキュメントスキャナーは、UI の刷新と複数ページのリアルタイム処理によって、紙の読み取りをよりスムーズに行えるように改善されています。Google ドライブや Files から直接利用できるため、紙資料を扱う機会が多い人にとって便利なアップデートとなるため、今後の正式展開に期待です。

出典: 9to5Google

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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