Google は Gmail や Google フォトの一部ユーザーへの提供に続き、Google メッセージでもチャットインターフェースに Material 3 Expressive デザインへの刷新を開始しています。
主な変更点は会話画面で、メッセージスレッドが上部に丸みを帯びた角を持つコンテナ内に配置され、アプリバーは独立した(より暗い色の)レイヤーとして表示されるようになります。
主なデザイン変更点
メッセージスレッド全体が、上部に丸みのある角を持つコンテナに収められます。これにより、アプリバーはメッセージスレッドとは別の、より濃い色のレイヤーとして際立つようになります。
「プラス」ボタンから開くメニューもデザインが変更されます。ギャラリー、GIF、スタンプといった項目は、従来の円形ではなく、ピル型のコンテナ内に配置されます。このメニューの背景色はアプリバーと共通のものが使用されます。また、グリッドの密度が低くなり、カラフルなアイコンはシンプルなものに置き換えられています。

また、絵文字メニューを開くと、絵文字、GIF、スタンプ、そしてフォト文字を切り替えるためのボタングループが連結された形で表示されます。メニュー全体が丸みを帯びたコンテナとなり、現在選択しているタブがピル型で強調されます。
さらに絵文字などの検索バーが一行下に移動しました。これにより、アプリバーの検索窓と絵文字メニュー内の検索窓が連続して表示されることがなくなり、よりすっきりとした印象になります。また、これまでメニューの先頭に配置されていたフォト文字は、一番最後に移動しています。
提供状況と今後の展開
この新しいデザインは、Google Messages のベータ版 v20250528_00_RC00 で確認されています。現時点では、特に Samsung Galaxy デバイスで確認されて始めているようで、他のデバイスでの確認はされていません。筆者も実際に Galaxy S25 Ultra や Pixel 9 Pro などで確認しましたが、まだ反映されていませんでした。
今回のアップデートはチャットインターフェースに限定されており、アプリのホームページ、検索画面、設定といった他の部分には変更は加えられていません。このことから、Google メッセージにおける Material 3 Expressive デザインへの移行は、段階的に行われるものと考えられます。
過去の Google メッセージのアップデート傾向を見ると、ベータ版で新機能が最初に登場してから、広範囲のユーザーに提供されるまでには時間を要することが一般的です。また、日本では海外から遅れて導入されることも多いため、今後のアップデートに期待です。
出典: 9to5Google