Amazfit Active 2 のスタンダードバージョンを実機レビュー。軽量で高機能、コスパ抜群のスマートウォッチ

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Amazfit Active 2 を実機レビューのヒーロー画像

今回の記事では、2025年1月の CES 2025 で発表された、コストパフォーマンスに優れる Amazfit スマートウォッチの新モデル、Amazfit Active 2 のスタンダードモデルの実機レビューをお届けします。なお、レビューにあたってメーカーからの提供を受けています。

Amazfit Active 2 は、手頃な価格ながら心拍測定、血中酸素モニタリング、ストレス管理、睡眠モニタリングなどの健康測定機能と、ワークアウトの自動検出を含む運動測定機能など必要な機能をほぼ揃えています。

また、長いバッテリー駆動時間や高輝度で見やすい AMOLED ディスプレイ、オフラインマップや Zepp Flow による音声操作を搭載するなど、機能面も充実していることが特長です。

デザインもスポーツ向けですが、ステンレススチール製のベゼルで高級感もあり、シンプルなラウンドタイプなのでカジュアルからビジネスシーンまで幅広く対応できるデザインです。カラーはブラックとレッドの2種類が用意されており、スタイルに合わせた選択が可能です。

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目次

デザイン・操作性

今回レビューしている Amazfit Active 2 はスタンダードモデルのブラックです。デザイン的には四角いケースの前世代 Amazfit Active よりも Amazfit GTR mini に似ています。

本体は非常に軽量で、長時間装着していても不快感がありません。とくに最近は、やや重めのスマートウォッチを使うことが多かったため、薄型で軽量な Active 2 は装着しやすく感じました。

ケースのフレーム部分は光沢仕上げで質感も良く、底面部分とは素材と色が異なりますが、装着時は底面が見えないので気になりません。

本体は 5ATM の防水性能を備えており、シャワーや浴槽に浸かる場面でも問題なく使用できます。水を使う家事やアウトドアでも安心です。

Amazfit Active 2 のスタンダードモデルはシリコンバンドが採用されており、通気性が良い肉抜きデザインなので、汗をかいたり濡れたりしてもベタつく感じが少なくて良いです。長期間装着してからの劣化がどうなるかは気になります。

また、バンドはプッシュピン式になっているので、交換が手軽にできる点もメリットです。ちなみにプレミアムバージョンは、レザーストラップがデフォルトのバンドになっています。

ケースの右側面には2つのボタンがあり、上を押すとアプリメニューを開いたり、文字盤(ホーム)に戻ることができます。また、長押しすることでデフォルトでは「ZEPP FLOW」を呼び出すことができますが、アプリを使って他の操作に変更することができます。

下のボタンを押すと、デフォルトで「運動」の測定を呼び出すことができますが、こちらもアプリを使って変更可能です。変更できる項目は、上のボタンの長押しで選べる機能と同じです。なお、下のボタンには長押し操作の割り当てはできませんが、5秒長押しでシャットダウン/再起動のオプションが表示され、12秒長押しすると強制的に再起動ができます。

ディスプレイは1.32インチの AMOLED スクリーンを採用し、高精細で色味もハッキリとしており、視認性が良く、ピーク輝度は 2,000nits と明るいため直射日光下でもしっかりと確認できます。

なお、スタンダードバージョンは強化ガラススクリーンですが、プレミアムバージョンではより硬度のあるサファイアガラススクリーンを採用しています。画面の見え方やタッチ操作、スワイプ操作への反応もよく、動きもスムーズなので、特に不満に感じることはありませんでした。

機能と測定

Amazfit Active 2 は手頃な価格ですが、健康管理のための測定機能で必要なものは網羅しており、心拍数、歩数、カロリー消費、ストレスレベル、睡眠時間と睡眠ステージ、血中酸素モニタリングなど、過不足なく揃っています。

アプリの各測定結果ページの上部では、それぞれのスコアを確認することができます。

とくに睡眠モニタリングが重視されており、睡眠中の様々なデータの変動を見ることができます。また、夜間の睡眠だけでなく昼寝も自動で検出し、おやすみモードを自動有効にしていれば、睡眠中にスマートウォッチが鳴ったり振動しないよう自動で切り替わります。

また、「レディネススコア」機能も搭載されており、心拍変動、ストレスレベル、安静時心拍数などの指標を基に、身体の回復状態を数値化してくれます。

さらに、これまでの Amazfit シリーズと同じく健康評価 PAI もあるため、日々スマートウォッチを装着しているだけで、数値化された体調を簡単に確認・比較することができる点がメリットです。

あと Amazfit Active 2 は、新しいセンサとアルゴリズムを採用したことで、レディネスや睡眠検出の精度が向上しています。新しい心拍数アルゴリズムは、上位モデルの T-Rex 3 と同等の精度になっています。

ただし、レディネスの通知が起床後しばらく経ってから表示されるため、忙しい朝だと確認せずにスルーしてしまうことがほとんどです。もう少し早いタイミングで通知してくれればさらに便利になると思います。

Amazfit Active 2 はスポーツなどの運動測定でも扱いやすく、手動と自動の両方で測定を開始でき、 GPS の精度も高いという特長があります。私も日課のウォーキングでルートを測定しますが、移動したルートはかなり正確に反映されていました。

運動中に特定の時間や距離(ウォーキングであれば1km)を達成すると、自動的に音声読み上げでその時点までの記録を読み上げてくれます。

また、低価格帯ながら便利なオフラインマップ機能も搭載されています。

Zepp アプリを使って事前に該当エリアのマップをダウンロードしたり、ルートファイルをインポートしておけば、スマートフォンがなくても現在地を把握したりナビゲーションも可能です。

さらに、今回の Amazfit Active 2 にも OpenAI の ChatGPT-o4 を採用した AI 音声操作機能 ZeppFlow が搭載されています。これにより、音声操作だけでデバイスの設定を変更できたり、タイマーやアラームの設定、メッセージアプリからの返信、今日の天気や測定結果に関する簡単な質問などができます。

とくにスマートウオッチだけでアラームやタイマーを設定するときには便利です。残念ながら Google Home などのスマートホームデバイスの操作には対応していません。

ちなみに Amazfit Active 2 にはマイクとスピーカーが搭載されており、Bluetooth 通話も利用可能です。運動中や移動中などでスマホをすぐに取り出せないときには便利でした。また、通知機能は日本語表示に対応しており、ウォッチ上から一部のアプリでリアクションや提案されたメッセージで返信することもできます。

バッテリー

Amazfit Active 2 のバッテリーの持ちは非常に優秀で、私の通常使用で1週間以上持続しました。通知は電話やメッセージ、1日10件程度のメール、座りすぎ通知といった控えめな通知設定で、1日あたりバッテリー消費量はおおよそ6〜7%でした。また、45分間のウォーキングでは約3〜4%のバッテリー消費となりました。

公式の仕様では、最大10日間のバッテリー駆動が可能とされていますが、使い方次第では10日以上持続することもありそうです。一方で、大量の通知を受け取ったり、Amazfit Active 2 で通話をしたり、1日1時間程度の運動をする場合には、公称値よりも短くなる可能性があります。

ちなみに、Amazfit Active 2 の充電器もケーブルレスの USB-C 直挿しタイプに変更されました。側面に USB-C ポートがあります。

持ち運びやすくなった反面、小さくてなくしやすい点は注意が必要です。

アプリ

Amazfit のスマートウォッチはセットアップから Zepp アプリを利用することになりますが、基本的にはできることは現行世代のスマートウォッチでは共通しています。

アプリから、各種測定データの確認、Amazfit Active 2 のウォッチフェイスの変更や、検出頻度の変更、通知とリマインダーの設定、ボタン操作やモードの設定など各種設定(一部はスマートウォッチ上からも可能)が行えます。

ここ数世代のリリースで文字盤の自由度も上がり、選択肢もだいぶ増えましたが、実用的な文字盤はかなり少ない印象です。また、無料と有料が混在しており、ある程度は分けて見ることもできるようになっていますが、分かりづらいので改善は必要だと思います。

価格

最後に、Amazfit Active 2 の価格とスタンダードバージョンとプレミアムバージョンの違いについてです。

Amazfit Active 2 にはスタンダードモデルとプレミアムバージョンの2種類があります。主な違いはパネルの素材と同梱されているバンドの素材です。価格は次のとおり。

モデル価格画面バンド素材重さ

スタンダードバージョン

18,900円

強化ガラス

シリコンバンド

29.5g

プレミアムバージョン

21,890円

サファイヤガラス

本革レザーバンド

31.65g

今回レビューしているモデルは Amazfit Active 2 のスタンダードバージョンのため、強化ガラスのスクリーンとシリコンバンドが使用されています。プレミアムモデルのサファイアガラスは、より硬く、傷に強く、耐熱性に優れて透明度が高いという特長があります。高級感と堅牢性を重視する場合にはプレミアムモデルがオススメです。

ちなみに、Amazon、楽天、Yahoo!、家電量販店で購入すると、10%のポイントバックが付きます。そのため、実質価格では次のようになります。

  • スタンダードバージョン:実質価格 17,010円 (1,890ポイント還元)
  • プレミアムバージョン:実質価格 19,701円 (2,189ポイント還元)

実質価格で見れば、どちらも2万円以下で購入できることになるため、コストパフォーマンスに優れます。なお、プレミアムバージョンを購入するとスタンダードバージョンと同じシリコンストラップの赤色も含まれています。価格差も大きくはないため、予算が許すのであれば Amazfit Active 2 プレミアムバージョンのほうがお得です。

まとめ

Amazfit Active 2 は、手頃な価格ですが必要な機能をしっかりと揃えたスマートウォッチです。2万円以下の価格で、健康管理機能や運動測定機能なども充実しており、日常使いには十分でコストパフォーマンスに優れています。

初めてスマートウォッチを購入する人や日々の健康管理を重視しつつ予算を抑えたい人に特におすすめですので、ぜひ検討してみてください。

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なお、2025年3月4日から予約を開始しており、スタンダードバージョンは2025年3月14日に販売開始、プレミアムバージョンは2025年4月18日より販売開始となります。

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに50台以上の Chromebook を試し、Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。プロフィールはこちら

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