Google は さらに安価な Pixel スマートフォンの製造はしないことを明らかにしています

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Google が Pixel 8 および Pixel 8 Pro を発表の際にも何度か触れていましたが、現在の Pixel スマートフォンは特に北米と日本で売れ行きが好調です。Google は将来的にヨーロッパを含む多くの市場でも展開したいと考えているようですが、例えば発展途上国など低価格層のデバイスユーザーが多い市場に向けて、Aシリーズよりもさらに安価な Pixel スマートフォンをわざわざ製造して売り出すという考えはないことを明らかにしました。

これは Google の幹部がオーストリアのメディアのインタビューに語ったもので、現状ではさらに安価な Pixel デバイスの製造をする計画はないとしています。その理由として、例えば今回導入されたようなAI機能、カメラ、セキュリティフレームワークなどを搭載して200ユーロ/200ドルのデバイスでバンドルするには、あまりに多くの妥協が必要になるためと説明しています。

これまで発展途上国向けには Android One や Android Go の展開をしていますが、ソフトウェアのアップデートは Google ではなくメーカーに依存しているため、多くのユーザーはセキュリティ上の問題が残されたままとなっています。

ソフトウェアに関して言えば、Google は Pixel 8 および Pixel 8 Pro に7年間のソフトウェアアップデートとセキュリティアップデートを保証し、さらにスペアパーツについても同じような約束をしています。これを低価格のデバイスにまで適用するとなるとリスクが多い気がしますが、このあたりの理由については詳しく述べていないようです。

一方、これまでに何度か情報がリークされている Pixel 8a (Akita)は、2024年の Google I/O に合わせてリリースされる可能性は引き続き残されています。今年の Pixel 7a はこれまでのAシリーズよりもフラッグシップモデルの良いところを継承していたため、かなり優秀なデバイスでした。

Google は 来年の Pixel 8a を廃止する可能性もあると伝えられていますが、これだけ売れ行きの良いデバイスを止めることもないと思いますし、誰もがPixel FoldやPixel 8 Proを必要とするわけではないため、せめて Aシリーズ は継続してほしいですね。

ただし、今回の Pixel 8 と Pixel 8 Pro は前モデルから100ドルの値上げが行われていたため、次の Pixel 8a でも同様に値上げされる可能性があります。とは言え、Googleはミッドレンジスマートフォンにも新しいAI機能やカメラなどのハードウェアを搭載することによる影響となったら仕方ないかもしれません。

Source Der Standard via Android Police

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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