昨年、MediaTekの未発表チップセットであるMT8188を搭載したChromebookが開発されているという情報が登場しましたが、今回の情報ではそのデバイスが着脱式(タブレット)をであることが明らかになり、さらにディスプレイの仕様に関する情報がリークされました。
今回の情報もChrome Unboxedよるもので、未発表のMediaTek MT8188チップセットを搭載した「Geralt」と呼ばれるChromebookが現在開発中であり、デバイスが着脱式(タブレット)であることを発見しています。
また、「Geralt」でテストされているハードウェア デバイスに関する情報が追加され、そのうちディスプレイについてBOE TV110C9Mというモデルを使ってテストしていることも発見しました。型番から調べたところ、このディスプレイはアスペクト比5:3の11インチ、2000×1200解像度、広視野角で400nitsの輝度という仕様であることも伝えています。
ただし、「Geralt」はベースボードであることが示されており、これ自体が新しいChromebookタブレットではないようです。そのため現状はテストユニットにおける構成であり、これが製品版に反映されるかどうかは不明です。
ディスプレイの仕様からデバイスを想像すると、日本国内で言えばおそらく「Lenovo IdeaPad Duet 370Chromebook」がMediaTek MT8188に置き換わったようなイメージになるかと思います。肝心のMT8188の実機性能がわからないので何とも言えませんが、MediaTek 820/828よりも性能が向上することはほぼ確実ですので、エントリー機のChromebookタブレットとして期待したいところです。
開発が始まってから約半年が経過していますが、チップセットが未発表であることからリリースはまだしばらく先になるはずです。とは言え、性能が向上した次世代のエントリーChromebookタブレットが開発されていることは朗報ですね。
Source Chrome Unboxed