先日、エントリーレベルのChromebookをWindows 10 ノートパソコン向けのチップセット、Snapdragon 7c Gen 2が発表されました。
今回発表されたSnapdragon 7c Gen 2は、Gen 1と同じくファンレスでエントリークラスの性能と長時間のバッテリー駆動を実現しますが、クロック速度の向上以外は大きな違いはないようです。
最大2.55Hzの8コア、QHD 60Hz出力サポート、Adreno 618のグラフィックスとWi-Fi 5、LTEをサポートし、最長19時間のバッテリー駆動としています。
第2世代のSnapdragon 7c Gen 2についてベンチマークが紹介されていますが、Chromebookで同価格帯、性能で競合となるインテルのCeleron N4020とPentium 5030よりも優れたベンチマークスコアとなっています。
またビデオ通話の体験を向上させるために画像処理機能なども改善されているため、モバイル用途としてだけでなくリモートワークデバイスとしても選択肢になり得るようです。
完全なリニューアルというよりGen 1のリフレッシュという感じですが、低価格帯とLTEサポートのChromebookに選択肢が増えるのは良いことだと思います。
ただChromebookのみについて言えば、Gen 1だと発表されても一部を除き販売されているモデルが少ないことが現状ですので、今後どう展開していくかが課題のように思います。
なお、Snapdragon 7c Gen 2搭載のデバイスは、今年の夏後半にSamsungとLenovoから登場するようで、価格は349ドルからとしています。