今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連ニュースをピックアップ」の2024年第22回目をお届けしていきます。対象にしているニュースの期間は2024年6月8日から14日までとなっていて、今週は主にChromeOSに関する話題となっています。
ChromeOS 125 に2回目のマイナーアップデート
まず最初に、ChromeOS 125 に2回目のマイナーアップデートが展開されました。
このアップデートはサポートされているすべての ChromeOS デバイスに展開されており、リリースノートなどで特に言及がないため、セキュリティとバグの修正を含む定例のアップデートとなります。
なお、並行して長期サポートの ChromeOS 120 LTS にもアップデートが提供されており、こちらには2件のセキュリティ修正が含まれています。
Chromebook Plus の AI壁紙は1080p以上はサポートしない
続いて Chromebook Plus デバイス向けに追加された AI を活用した新機能のうち、AIによる壁紙生成に関する情報ですが、この機能で生成した壁紙はフルHD以上の解像度をサポートしていないことが確認されました。
そのため、フルHD以上の解像度を持つ Chromebook や外部モニターにつないで AI 生成の壁紙を見ると、引き伸ばされたようになって画像が粗くなります。
そうは言っても、ただ画像が粗くなるだけなので実用上に問題はありませんので、現状ではフルHD以上の解像度で AI生成壁紙を設定すると粗くなるということは頭の片隅にいれておくと良いと思われます。
Chromebook に Android スタックが統合される
Google は ChromeOS 上で Google AI の新機能を素早く広く展開するため、Android スタックの一部を ChromeOS の基盤の一部として導入することを発表しました。
技術的な内容はここでは割愛しますが、Google によれば Chromebook に Android の技術の一部が統合されることで、AI だけでなく Android にある多くの機能も利用できるようになり、スマートフォンやアクセサリなどの様々なデバイスと Chromebook の連携が強化できるようになるとしています。
技術スタックのこれらの改善は現在開始されていますが、消費者や組織で利用できるようになるまではまだしばらくかかるとしており、具体的なスケジュールはまだ公開されていません。
以上が、今週あった Chromebook 関連の主なニュースとなります。これ以外にも Chromebook および Google Workspace に関連したニュースがいくつかありますので、興味のある方はそちらの記事もチェックください。