AMDのCPUことAPUを搭載するChromebookは、現在リリースされている中ではエントリークラスとしての扱いになっていますが、より強力なRyzen APUを搭載するChromebook「Morphius」というモデルが開発されていることが明らかになりました。
AMDのAPUは、Chromebookで主に搭載されるIntel CPUよりもグラフィックス性能が向上している傾向にあるため、かなり面白い展開になる話だと思います。
とはいうものの、現時点ではAPUを搭載するChromebookはかなり限られていて、例えば国内でも販売が開始されたAcerの「Chromebook 311 C721-N14N」などのような教育向けモデルが中心となっています。
同世代のIntel CPUに比べるとグラフィックス性能がやや向上している点とコスト的なメリットもありますし、私自身も実際に使ってみて悪くない選択肢だと思いますが、いかんせん情報と数が限られているのが難点だと思います。
今回の情報では、Chromebook「Morphius」には、グラフィックスにVega 8を搭載したAMD Ryzen 3000シリーズのAPUを搭載する可能性を指摘しています。
元々、APUを搭載する可能性があるモデルに「Trembyle」というものがありましたが、「Morphius」はそれをベースとして開発されているというのが、その理由ですね。
ちなみにちょっと調べてみたら、HDMIに関連するコミットを見つけたので、もしかしたらHDMIが搭載されているかも?
また、コミット上で何度か”trackpoint“という単語が登場しているのが気になっていて、もしかしたら…もしかして。
一応あるんですね、Ryzenを搭載してHDMIポートとトラックポイントがついたモデル…。
現時点では、情報も少なくはっきりとしたことがわからないため、続報を待つしかありませんが、今年はまた面白いことになりそうです。
参考 NEW 12NM+ AMD RYZEN CHROMEBOOK ‘MORPHIUS’ BEGINS DEVELOPMENT