エレコムの「USI アクティブタッチペン(Works with Chromebook)」をレビュー。困ったらとりあえずコレを買え

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2月中旬、エレコムがWorks with Chromebook(Chromebook対応認定)製品として「USI アクティブタッチペン」を発表し、すでに販売が開始しています。

エレコムのUSIスタイラスは、国内では初めてChromebookのメーカー以外から発売されたUSI規格対応のスタイラスペンとなります。発表の時点でAmazonにて予約受付中となっていたので早々とポチり、さっそく手元に届いて数日間使ってみましたが、非常にスタンダードで価格も手頃なため、かなり良い感じです。

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ということで今回は「エレコム USI アクティブタッチペン」のレビューをざっくりとしていきます。

目次

実機レビュー

レビューする前に、まずは製品の仕様から紹介しておきます。

製品仕様

型番P-TPUSI01BK
サイズ約141mm×約9.5mm
ペン先経:約1.5mm
材質本体:アルミニウム、ペン先:ポリアセタール
カラーブラック
質量約20g(電池含む)
電池単6電池
使用時間1日約90分の使用で約半年
筆圧感知4096段階
保証期間6カ月
付属品動作確認用単6形アルカリ乾電池×1
交換ペン先×1
ペン先取り外しツール

充電式ではなく単6電池式、4,096段階の筆圧検知にクリップ付きの軸など、USIスタイラスペンとしてはスタンダードな構成だと思います。

ペンの軸径やサイズもスタンダードで、一般的に普及しているボールペンと大きな違いのないサイズ感です。

本体と付属品

ではさっそく中身を紹介しますが、本体と試用電池、ペン先取り外し用のアレと交換用のペン先、あとは取説が含まれていました。

ちなみに公式サイト上の仕様を見ると、付属品で交換ペン先が含まれていますが、Amazonの商品ページを見ると交換用ペン先については付属なしと書かれています。

ただ、商品説明を読んでいくと交換用ペン先付きと書かれているんですよね…もちろん私がAmazonで購入したものにはちゃんと交換用のペン先が付属していました。

間違いなのか、もしかしたら太さの違うペン先などのことを指しているかもしれません。

ペン先は細めで滑らかな書き心地

これまでに、HP、Lenovo、ASUSのUSIペンを試していますが、どれにも劣らず書いた感じはスムーズで良いと思います。

またUSI規格のペンですので、Chromebookとの相性はよく、とくに最近Chrome OS側のアップデートのおかげもあるので書き心地は非常に良いです。

ただ、私の場合はイラストなどは書かかずに文字注釈で利用することがほとんどのため、絵を書く目的で考えて人は他のレビューも参考にしていただく方が安心です。文字注釈や簡単な図くらいであれば、エレコムの「USI アクティブタッチペン」でも何ら問題はありません。

Google KeepのWebアプリ、AndroidアプリのSquidと試しましたが、どちらもスムーズな書き心地と筆圧検知をしてくれます。「Acer Chromebook Spin 713」を使っていますが、やっぱりWebアプリよりもAndroidアプリの方が反応も良く、遅れにくい印象がありました。

なお、パームリジェクション機能はKeep、Squidのどちらでも動作していましたので、アプリ側に問題がなければ基本的にパームリジェクションは効いていると思っていいと思います。

ちなみに手持ちのUSIペン3種とペン先を比べてみました。

左:HP / 中:エレコム / 右:Lenovo

左からHP、エレコム、レノボのUSIペンですが、太さはちょうど中間といった感じです。

実際に筆記したとき感覚を言うと、HPは0.5〜0.7mmボールペン、エレコムはペンテルのサインペン(よりも硬いが)、Lenovoはマッキー油性マジック(細字)という感じです。

なので、ある程度の細かさが必要ならHP、どちらも行けるのがエレコム、なぐり書きでざっと書きたいならLenovoといったところですが、実際にはペン先の太さなどはソフト側で調整できるので、あくまで感想です。

軸も細めで持ちやすく、クリップは長め便利

軸は細めで、一般的な円柱デザインですので持ちやすいです。

上:HP / 中:エレコム / 下:Lenovo

といってもLenovoと軸のサイズは変わりませんが、素材感が微妙に違うため、ここは好みになると思います。

そしてクリップですが、こちらはLenovoより長めになっています。

長いから良いわけではありませんが、Lenovoのクリップ部分はいかにもなプラスチック感がありますが、エレコムのはアルミニウムっぽさを出しているので、やや高級感のあるデザインなのが良いところです。

電池が単6なのは悩ましい

これはエレコムだけでなくLenovoにも言えることですが、電池式のため電池交換をする必要があるものの、単6電池というやや特殊なサイズなので、いざというときに入手しづらいのが難点です。

この点、HPはUSB-Cによる充電式で高速充電対応のため手軽さでは一歩譲ります。

ちなみに私はメンドクサイので、Amazonベーシックの単6電池をなくなったら買い足しておく方式にしています。ただ、充電式にするとコストがかかる(=値段が上がる)だろうことは想像に難くないので、仕方ないところですね。

ちゃんとChromebookにくっつく

では最後に余談みたいな話ですが、エレコムの「USI アクティブタッチペン」もちゃんとChromebookの本体にくっつきます。

ちなみにマグネットの強さは、HP>エレコム>Lenovoです。

どこかに持ち運ぶときでも、強く振らなければ取れないくらいの強さがあると思いますが、HPのUSIペンのように”くっつけることを前提としたデザイン”ではないので、そこだけ気をつけてください。

USIペンで悩んだら、とりあえずコレ

ということで、「エレコム USI アクティブタッチペン」のレビューをまとめましたが、オススメできるUSIスタイラスペンだと思います。

メーカーで揃えたいとか、充電式でなければイヤだということでもなければ、とりあえずUSIペンで困ったらコレを買っておけば安心と言っても良いので、これからUSIスタイラスペンの購入を検討する際には、「エレコム USI アクティブタッチペン」をぜひチェックしてみてください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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