ノートパソコンやスマホ、タブレットの折りたたみスタンドを数々送り出してきたMOFTから、デスクワークをさらに便利にする最新作、「MOFT Smart Desk Mat」がMakuakeで11月22日からクラウドファンディングをスタートしました。
すでに海外のクラウドファンディングサイトKickstarterでは開始されていて、Makuakeでも事前に開催予告がされていたのでチェックしている人もいるはず。
「MOFT Smart Desk Mat」は、ガジェットなどのスタンドとしてではなく、そもそものデスクマット自体を折りたたみスタンド兼オーガナイザーにしてしまったユニークな製品です。
さらにNFCやワイヤレス充電パッド、Apple Watchホルダーなど多数のアクセサリーを組み合わせて使うことができるなど、使い方次第ではデスク環境をそのまま持ち運ぶような運用もできてしまいます。
今回、MOFTより「MOFT Smart Desk Mat」を提供いただきましたので、レビューしてきたいと思います。
MOFT Smart Desk Mat の使用感
「MOFT Smart Desk Mat」は、ヴィーガンレザー(PU)を表面素材に採用し、MOFT独自の0.5mmマンガン板金によってマグネット機能を有しているため、デスクマットだけどマグネット対応のデバイスを貼り付けられるオーガナイザーボードとしても使えます。
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ちなみにカラーは”ナイトブラック”、”オックスフォードブルー”、”シエナブラウン”の3色展開です。
しっかりとした作りになっていますが、そのぶん重さは約1.5kg(アクセサリ等を含めて)ほどと、常に持ち運ぶには少々重たくなっています。
サイズも300×504×7mmとバッグに入れるには大きいため、例えば自宅で部屋を移動したり社内やコワーキングスペースなどでフリーに移動するといった使い方がちょうど良いかと思います。
ただ、狭い机やすでに机の上にディスプレイが置いてあったりすると配置に悩むかもしれませんので、手持ちのガジェットとの位置関係は最初に考えておいたほうが安心です。
付属アクセサリはセットにより異なる
付属しているアクセサリ類は、出資したセットにより異なりますので、どんなことをしたい&何が必要かでリターンを選択することになります。
今回のレビュー製品には、ワイヤレス充電パッドとケーブルオーガナイザー、タブレットホルダー、ブックホルダーとメモホルダーが付属しています。
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それぞれこんな感じ。ワイヤレス充電パッドはUSB-Cポートが搭載されていて、USB-C to Aケーブルも同梱されています。
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この他にもApple Watchホルダーなどがありますので、出資する際にはどのセットを購入するかは一度確認したほうが良いでしょう。
マグネットで自由に貼れる
デスクマットでありオーガナイザーでもあるわけなので、そのままデスクマット上でペーパーに筆記することもできますし、マグネットを利用してデバイスやアクセサリをくっつけて使うことができます。
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そのためマグネットでしっかり張り付いてるものやペーパーなど軽いものを挟んでいるなら、そのまま持ち運びできる点も便利です。
デスクマット全体にマグネットが貼れるためレイアウトは自由な点も良く、アクセサリも使いたいものだけを使えばよいので最小限で持ち運ぶこともできます。
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ちなみにスマートフォンはMagsafe対応のなかでもiPhoneがベストマッチだと思いますが、そうでないデバイスも付属のスマホ用マグシールを貼り付けることでマグネットで吸着させることができます。
Androidでも充電できる
今回付属していたワイヤレス充電パッドですが、Magsafe対応機種向けかと思いきやそうではなく、ワイヤレス充電に対応している機種であれば工夫次第ですが充電可能です。
工夫といっても単純なことで、Magsafe対応世代のiPhoneならピタッとくっついて充電できますが、そうでないデバイスの場合にはタブレットホルダーとワイヤレス充電パッドを使って位置を調整してあげるだけでOKです。
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縦・横のどっち向きでも調整すれば良いですが、Magsafeと違って”ただ乗っているだけ”の状態なので、接触してしまったり忘れてデスクマットを持ち上げてしまったりすると落ちる可能性があるので注意してください。
3種類の角度と縦置き対応
MOFTらしく折りたたみスタンドとしての機能もあり、デスクマット自体が25°、45°、60°の3つの角度と縦置きでも使うことができます。
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アクセサリ類のレイアウトが自由なことで、角度や配置するアイテムの向きなどを気にしなくていいのはメリットだと思います。またノートパソコン&タブレットスタンドも兼ねるため、別途マウスやキーボードを用意して作業するにもちょうど良いです。
ただ注意点として、ノートパソコンの場合は天板の最大開度によって思ったとおりの位置にならない可能性があります。
クッションを裏面に取り付けることで膝上での作業がしやすくなります。リビングなどで作業をしたり読書をするにもちょうどよい高さと角度で使うことができます。
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あと車の中に持ち込んで、移動中に対応する必要性があるとき(例えば営業や出張で車移動しているとき)などにも便利じゃないかと思います。
デスクマットなしで膝上でやろうとすると不安定ですし、メモなどもさっと取り出せず焦るということもあると思いますが、これを用意しておけばそのまま持ってくればOKでしたので、ラクです。
個人的にはタブレットを置いたりメモを挟んだりして見やすい角度になる縦置きと、フラっと持ち運んで適当な椅子の上でも安定して使える膝上スタイルがお気に入りです。
ちょっとしたスペースでも簡単に作業場所を確保できるというメリットは大きいと思います。
NFCのアプリ起動について
「MOFT Smart Desk Mat」にはNFCタグが取り付けられていて、NFC搭載のスマートフォンをタグにタッチするだけで事前に設定したアプリを手間なく起動させることができます。
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ただし、NFCタグを読み取ったときに指定した機能を使うためには、別途アプリをスマートフォンにインストール必要があります。
iPhoneなどiOS端末であればApple純正の「ショートカット」アプリを利用すればいいのですが、Androidスマートフォンは「Trigger」などのサードパーティ製アプリをインストールする必要があります。
商品紹介ページで例にあるTriggerは、よく見るとアプリの更新も2019年でストップしているようで、セキュリティやら安定性やらが心配なので、他のアプリを探すかiOSデバイスを使うほうが良いと思います。そんなわけで、今回手持ちの機種は「Google Pixel 6 Pro」でしたので、NFCは試しておりません。
こういった点やMagsafeのことも考えると、iPhoneやiPadユーザーを意識した作りになっていると思いますので、もしApple製品をお使いで機能的なデスクマットやスタンドを探していた人にはピッタリなアイテムだと思います。
価格と組み合わせについて
今回、Makuakeでの出資額&リターンは以下のようになっています。
「Smart Desk Mat」の単品をベースに、ペーパーキット、デジタルキット、フルキットの3種類があり、別売りで追加アクセサリも割引価格でリターンを得ることができます。
それぞれのキットに含まれているものは以下のとおりです。
- ペーパーキット
- クッション ×1
- ブックホルダー ×2
- メモホルダー ×2
- デジタルキット
- クッション ×1
- MagSafe充電器 ×1
- スマホ用マグシール ×1
- タブレットホルダー ×1
- ケーブルホルダー ×1
- フルキット
- クッション ×1
- MagSafe充電器 ×1
- スマホ用マグシール ×1
- タブレットホルダー ×1
- ケーブルホルダー ×3
- ブックホルダー ×2
- メモホルダー ×2
と、このような組み合わせになっていて、今回レビューしたのはフルキットに相当します。
ただ注意したいのは、どのキットでもApple Watch ホルダーが付属しないため欲しければ別途(追加)購入)することと、このホルダーには充電機能はないためWatch用充電器を別に用意する必要があることです。
リモートワークやオフィスなどでデジタル機器の活用をメインで使うならデジタルキットが良いと思いますが、様々な場所でオーガナイザーとしても使うこともありそうなら、フルキットに出資しておくことをオススメします。
まとめ
今回はMakuakeでクラウドファンディングが始まった「MOFT Smart Desk Mat」をレビューしてきました。
ガジェットというより小物や文房具好きにウケそうな感じですが、オーガナイザーボードを兼ねるノートパソコン&タブレットスタンドで実用的だと思います。
やや重さがありサイズもそれなりなので常に持ち運ぶものではないかもしれませんが、一時的に一つの場所で長時間作業をする場合やコワーキングスペース、フリーアドレスオフィス、リビングで作業したり頻繁に部屋を移動する必要があるような人には便利なアイテムですので「MOFT Smart Desk Mat」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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