「EarFun Free Pro 3」を実機レビュー。1万円以下でコレならコスパ抜群

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今回の記事では、コスパに優れたワイヤレスイヤホンを多数リリースしているEarFunの新しいフラッグシップモデル「EarFun Free Pro 3」の実機レビューをお届けします。なお、レビューにあたり実機を提供していただきましたが、記事の内容等についてメーカーからの関与は一切ありません。

なお、今回レビューしている EarFun Free Pro 3 は本来であれば2023年8月末の発売予定でしたが延期されており、2023年10月30日に無事発売となりました。

Earfun Free Pro 3 は1万円以下の手頃な価格でありながら、ハイレゾ相当の高音質コーデック apX Adaptive に対応し、最大43dBのノイズ低減ができるハイブリッド式ノイズキャンセリング機能を搭載、合計6つのENCノイズキャンセリングマイクによる通話、低遅延ゲームモード、急速充電&ワイヤレス充電対応、IPX5防水対応、マルチポイントペアリング対応など多数の機能を備えたイヤホンとなっています。

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実機レビュー

EarFun Free Pro 3 の本体ケースはコンパクトで軽く、ポケットに入れやすいサイズ感となっています。触ると少し樹脂感はありますが、見た目に安っぽさは特に感じません。

蓋の上には earfun のロゴ、手前側にはLEDインジケーター、ヒンジ側の背面には充電用の USB-C ポートがあります。

蓋を開けるとリセットボタンが中央部分にあります。 ケースに収まっているときの向きもわかりやすく、取り出すと持った向きのまま装着することができるため落としたりする確率は少なくなると思います。

なお、イヤホン込みのケースの重さは実測42gでした。筆者が普段使っている Pixel Buds Pro や Jabra Evolve2 Buds は約63gなのでそれらより20gほど軽く、サイズもよりコンパクトなためポケットに入れて身軽に持ち運びたい人には嬉しい1台です。

イヤホンは長方形に近い四角のデザインで、ロゴのある平面部分はタッチ操作に対応しています。イヤホン本体の重さは約5gで、前述した2つのデバイスよりも1gほど軽くなっていました。

なお、デフォルトではイヤーウイングがありますがウイングなしに切り替えることもでき、交換用のイヤーピースもXS〜XLまでの5種類が付属しているため、装着感に合わせて交換することができます。こういったオプションの用意があると嬉しいですね。

ちなみに同梱品は日本語表記ありの取説、クリーニング用の綿棒、USB-A to USB-C ケーブルも含まれています。

EarFun Free Pro 3 を実際に持ち出して使ってみましたが、ノイズキャンセリングは低音をしっかりとカットしており、音楽を止めていても扇風機や加湿器の稼働音はかなり抑えられており、音楽を流している状態であれば外から聞こえてくる車の音などもほぼ気にならなくなります。

ただ、音楽を止めている状態だと扇風機の中以降の音やメカニカルキーボードの打鍵音などは普通に聞こえてきます。とは言え、音楽を流している状態ならどちらも気にならなかったので、ノイズキャンセリングの効果は間違いなく出ています。低音は8割くらい控えめになるという感じだったので、価格を考えれば十分な性能ですね。

周囲音取り込みモード(アンビエントサウンド/ヒアスルー)も自然に周りの音が聞こえ、筆者が試した環境では変に増幅しているといった印象は受けませんでした。ノーマルは至って普通でした。

音質に関してはこれまでのEarfunシリーズらしいスタンダードな音だと思います。曲によっては高音が少し強調されているような印象もありますが、極端な違和感はありません。低音もしっかりしてますし、中音域もバランス良く聞こえます。

接続も安定していたので、このあたりは aptX Adaptive と Bluetooth 5.3 サポートの良い影響が出ているのかもしれません。これも価格を考えたら十分だと思います。

また、マイクに関してもテストしてみましたが、音は安定しており加湿器の駆動音もうまくカットされていました。少し声が割れているようにも聞こえますが、ちょっとした通話や会議であれば問題なくこなすことはできると思います。

自宅 / Pixel 8 Pro

※諸事情あってカフェでテストできませんでした。

一方、操作性に関してですが、正直に言えばデフォルトの設定のままで少々使いづらいと感じました。 EarFun Free Pro 3 はタップ操作に対応しており、いくつかの操作を行うことができますが、初期設定では左右のどちらもシングルタップ(単押し)がボリューム増減に割り当てられており、再生停止はダブルタップ(2回押し)となっています。

これまで筆者が触ってきたイヤホンの多くはシングルタップで再生・停止となるタイプだったため、これに慣れるまで少しかかりました。また着脱検知機能がなく、ケースに入れるまで音が流れっぱなしになってしまう点も不便に感じたポイントです。ただし、タップ操作に関しては専用アプリ Earfun Audio を使って設定を変更することができます。

ちなみにアプリから設定できる項目はタップ操作(単押し、2回押し、3回押し、長押し)のほか、イコライザーとゲームモードの切り替えを行うことができますが、かなり最小限となっています。

また、以前から指摘していますがこの機能を使うもしくは切り替えるためだけに Earfun アカウントを作成する必要があり、アプリはアカウントにログインしないと使えないという点がかなり不便です。多くのイヤホンではログインを必要としないで設定できることが多いため、これはもう少し自由度を上げて欲しいという印象は変わりませんでした。

しかもファームウェアアップデートをするためにはアプリが…となるので、アカウント作成がほぼ必須というのが良し悪しです。ファームウェアアップデートと言えば、筆者が実機を試しているときにも更新がありましたので、長く Earfun を使うのであればアカウントは作っておいたほうが良いですね。

この他の点では、ワイヤレス充電に対応していることや急速充電があるため取り回しはしやすく、マルチポイントペアリングにも対応しているため使い勝手は良いと思います。マルチポイントペアリングは事前にペアリングした2台に自動的に接続してくれますが、接続したときのアナウンスが1台目も2台目も同じ音声案内(効果音)になっているため、ちゃんと2台に接続できているかが判断つかないことがあります。できれば2台目の音を変えたり、わかりやすくしておいてくれると安心です。

バッテリー駆動時間に関しても、ANCオンの状態で1〜2時間の利用であれば問題なく、バッテリーの減り方から公称値近くは持つことが期待できました。そのため、長時間音楽を聞きたいユーザーにも良い1台だと思います。

まとめ

後半はいくつか気になる点を挙げましたが、1万円以下という価格を考えれば十分な性能と機能であることに変わりはありません。

ANC、apX Adaptive対応でハイレゾ相当の高品質音源、ENCノイズキャンセリングマイク、ワイヤレス充電&急速充電、PX5防水対応、マルチポイントペアリング対応を備えていながら手頃な価格という点が魅力ですので、できる限り安価に多機能かつ使い勝手の良いデバイスを探しているのであれば EarFun Free Pro 3 はおすすめです。

EarFun Free Pro 3 の価格は通常9,480円で販売されています。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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