今回の記事では Bellroy (ベルロイ)のコンパクトボディバッグ「Bellroy Venture Ready Sling 2.5L」のレビューをお届けします。
このボディバッグはベルロイの新しい Venture コレクションのひとつで、共通して耐水性素材と耐水ファスナー(YKK ジッパー)などを備えていて、アウトドアでも街中で雨の日でも使いやすいことが特長です。なお、今回レビューしている「Venture Sling」には4つの異なるサイズがありますが、私が購入しているのは最も小さい2.5L容量のボディバッグです。
- Venture Ready Sling 2.5L
- Venture Sling 6L
- Venture Sling 9L
- Benture Sling 10L – Camera Edition
これを検討・購入した理由は普段の買い物や外出のときに財布、車と家の鍵、リップと目薬、ハンカチ、スマホ、場合によってイヤホン(Pixel Buds Pro)やノート(Bellroy Note Cover と DialogNotebook)も持ち運べる小さ目なバッグが必要になったからでした。
以前まで同じくベルロイの City Pouch や Lite Sling、AER の City Sling 2 などを取り替えながら使っていましたが、微妙に足りない&大きいなど、自分の普段の使い方と微妙に合わないことも気になっていました。とは言え、どれも不満があるわけではなく使うシーンによってはそれらの方が便利な場合も多々あります。そこで、どうせならそれらと被らないサイズ感で、ある程度の素材の質感やクオリティなどが把握できている Bellroy の「Venture Ready Sling 2.5L」を購入するに至りました。
特長と仕様
まずは Bellroy Venture Ready Sling 2.5L の特長と仕様について公式サイトからの引用です。
- 内側に仕切りを配したフロントポケット
- メインコンパートメントに柔らかな裏地付きスマホスリーブ
- 背面に隠しポケット
- 調節可能なマグネット留めのウェビングストラップ
- セルフ圧縮式のガセット
- 耐水コーティングを施したファスナー
- キークリップ
- 3年間保証
- 素材: バイダナイロン
- 内側にApple AirTag用スリップポケット
本体のサイズは150×220×100mmで、重さは約200g、収納容量は2.5Lとなっています。本体素材は耐久性と耐水性を備えたリサイクル素材のファブリックを使用し、フロント・メイン・隠しポケットの3つのコンパートメントに分かれています。ストラップは調整可能で、マグネット式となっています。
使用感
デザインを紹介しつつ、実際の使用感をまとめていきます。
まず、バッグ本体は軽量で薄く、素材は少しパリッとして固めです。丸めたりすることもできる硬さですが、メインコンパートメントにパッド入りスマホスリーブ(後述)があるため、使わないとに丸めることはできない(推奨しない)です。
素材の触り心地は同じベルロイの via BackPack や Light Sling、City Pouch とも異なりますが、チープさはありません。
フロントとメインの部分は YKK の防水仕様ジッパーを採用しているため、雨が降ってきて濡れてしまっても中に水が浸透することはほぼありません。ジップも紐で引っ張りやすくなっており、開閉もスムーズです。
なお、メインコンパートメントのジップの開き方が中央からではなく左右のどちらかから開くタイプなので、人によっては慣れないと使いづらい可能性があります。
ストラップ
ストラップは調整でき、装着感も特に悪くないためここに問題はありません。また、バックル部分はマグネットとツメで止めるようなタイプになっていてしっかり止まりますが、ツメがない側(下に来る方)を押すようにすれば簡単に外れるようになっています。
これについてはバッグの掛け方と姿勢によっては勝手に外れてしまう可能性もありそうなので、この機構を採用は好みが分かれるところです。
とは言え、これまで似たような機構のロックでも勝手にはずれてしまうことはなかったため、私はとくに気にしていません。
フロントポケット
本体のポケットの1つ目、メインの前にフロントポケットです。
ここはポケットの中央に開きすぎを防止を兼ねた仕切りがあり、フロントポケットのなかは2つに分かれています。また、バッグをかけた状態で左側にキーストラップがあります。キーストラップの長さはバッグのサイズに合わせてやや短めです。
大きく開くので中を見やすく取り出しやすいですが、ちゃんと開きすぎないようになっているため、開けたときに中のものを落としてしまうことはほぼないと思います。
左側に車と家の鍵、右側に Pixel Buds Pro と目薬、リップクリームを入れてもまだ少し余裕があるくらいです。
メインコンパートメント
続いてメインコンパートメントですが、中は小さめのサングラス用ポケットと、スマートフォン用のパッド入りスマホスリーブ、メイン部分と3つに分かれています。
メイン部分はマチがあり、コンパクトな折りたたみ傘(例えばMAGICAL TECH estaa 55cm)を入れることもできます。ハンカチやA6サイズノートなどは問題なく入りますし、Kindle PaperWhite もギリギリですが入れることができるサイズ感です。
一方、サングラスポケットはメッシュで広がりますが、少しホールド感は弱いかもしれません。フロントポケットに詰め込んでいると若干狭められる気がするので、サイズによってはギリギリが入らない可能性もあります。私の場合、RayBan の折りたたみ式サングラスを使っているので厚みはありますが問題なく入れられました。
スマホスリーブは Pixel Fold や Pixel 8 Pro (Bellroy レザーケース付き)でも問題なくゆとりを持って入れることができました。そのため、おそらく7インチ未満のフラッグシップスマートフォンを含めてほとんどのスマホを収納することができます。
ファスナー付き隠しポケット
お馴染みのファスナー付きポケットですが、ジップは外から見えづらく身体側に隠れるようになるため、盗まれたくないものなどを入れるのにちょうど良いです。
こちらはかなり幅も広さもありパスポートや 2つ折りの財布やカードケースはもちろん、Pixel 8 Pro も入ります。私の場合、大体ここに財布を入れます。ただ、ここのジッパーは防水仕様ではありません。
実際に入れてみた物
実際に私が Bellory Venture Ready Sling 2.5L に入れるものです。カッコで書いてあるものは足すことがあるものですが、いずれもちゃんと入りました。
- フロントポケット
- 車と家の鍵
- リップ
- 目薬
- (Google Pixel Buds Pro)
- メインコンパートメント
- Pixel Fold または Pixel 8 Pro
- RayBan 折りたたみサングラス
- ハンカチ & ティッシュ
- (Bellory レザーノートカバーとペン)
- (MAGICAL TECH estaa 55cm)
- 隠しポケット
- Bellroy Card Sleeve または Slim Sleeve
これだけ入れることができて形も崩れませんし、詰め込み過ぎている感じもありません。ちょっとした買い物や出張・旅行中のサブバッグなとして十分だと思います。
まとめ
今回レビューしている Bellroy Venture Ready Sling 2.5L ですが、全体的に使いやすいコンパクトなボディバッグでした。あとはストラップのロック方式の好みやデザイン・素材の好み、そもそも2.5Lの容量で足りるのかという点が判断基準になります。ポケットが少ないと思う人は他が良いですし、ミニポーチなどで代用することもできるので、このあたりはユーザーそれぞれの使い方次第です。
シンプルかつコンパクトで、普段の買い物などでも使いやすいサイズで雨の日でも安心して使えるボディバッグをお探しのユーザーにオススメです。
なお、最近ではバックパックを Bellroy via Backpack に変更し、Tech Kit Compact を使っています。