さて、今回は久しぶりにガジェットとは違うジャンルのレビューをしていこうと思います。
当ブログでは、以前に同じくAerという米国サンフランシスコのブランドのバックパック、「Aer Day Pack」というものを購入してレビューしていますが、今回はさらに大きい33リットルの容量を備えた大型のバックパックについてまとめていきます。
そもそも、こういった比較的容量の大きいバックパックが必要になったのは、仕事の都合上1~3泊程度の短期出張が増えたのが原因なんです。
昨年はキャリーケースを引いて行ったんですが、ホテルやロッカーに荷物を置きっぱなしで移動することも少なくなかったですし、そもそもキャリーで行くほど容量を必要としなかったり、仕事ではブリーフケースを使っていたりと、ちょうど良い感じの短期用バックを探していました。
そこでふと、Aerの「Travel Pack 2」が目に止まったというわけです。
すでに「Day Pack」を持っているので、バッグ自体の質感もわかっていますし、ポケット類の便利さも体感しているので、下手に違うメーカーに手を出すよりも不安は少ないと思いました。
ただ国内でも、前モデル「Travel Pack」に関しては、わりと多くのブログで取り上げられているようなんですが、新モデルの「Travel Pack 2」はあまりなかったんですよね。
とはいえ、「Travel Pack 2」は海外でわりと好評のようですし、Youtubeなんかでも人気のバックパックレビュアーが取り上げていたので、思い切って購入することに、というのが今回の顛末です。
ということで今回は、短期旅行用の「Aer Travel Pack 2」を購入したのでざっくりとレビューしていこうと思います。
基本性能
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Aerというブランドについては前回も説明しているので割愛。
今回購入した「Aer Travel Pack 2」の特長をまとめると下記のような感じです。
※公式サイトから引用
- 縦55㎝×幅34㎝×奥行22㎝
- 重さ1.67㎏
- 容量33L
- 1680D コーデュラバリスティックナイロン使用(外部)
- YKKジッパー
- DURAFLEXプラスティックハードウエア使用
- アクセスしやすいラップトップ用ポケット(対応サイズ:15.6インチまで)
- パッキングしやすい大容量のレイフラットストレージ
- シューズ用コンパートメント
- 安定性とセキュリティを確保するサイドコンプレッションストラップ
- 貴重品が取り出しやすいトップポケット
- アクセサリー用のマルチインナーポケット
- 目的に応じて多様な持ち方が可能なパッド付きトップ
- サイドハンドル
- 拡張可能なウォーターボトル用ポケット
- 快適さと通気性のあるパッド付きメッシュバックパネル
- 構造をサポートする内部のフレームシート
- ヒップベルト対応(別売)
- キャリーバッグのハンドルを通せるバックパネル
- ロック可能なジッパー (メイン、フロントコンパートメントのみ)
- 機内持ち込み可能サイズ
こんな感じですね。
Aerらしいポケット豊富なコンパートメントはそのままに、衣類等を収納できる大型のメインコンパートメントがあります。
詳細は公式等で確認していただくとして、さくっと開封していこうと思います。
開封&外観チェック
今回も直送で購入しています。
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ちなみに国内に来てからは佐川でした。
ということで箱を開けます。
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実は「Travel Pack 2」以外にも、別売りのヒップベルトとコード類などの収納に便利な「Kable kit」も併せて購入しています。
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「Travel Pack 2」を取り出しみます。
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ああ、このバリスティックナイロンな感じがたまらないですね。
右側面
ではさっそく各側面をチェックしてみます。
まず右側面から。
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こちらはとくに何かあるわけではありませんが、厚みを調整するためのベルトが2か所取り付けられています。
ちなみにこのベルトを調整することで、丸めたアウターやヨガマット的なものなどを挟めたりするので便利といえば便利そう。
左側面
次に左側面。
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こちらも厚みを調整するためのベルトとキャリングハンドル(シートベルトみたいなナイロン)、ドリンクや折りたたみ傘を収納できるサイドポケットがついています。
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アップにしてみるとこんな感じ。
下側がシートベルトナイロンのキャリングハンドル。
ジッパーの部分がドリンク等のホルダーですが、ジッパーを開けることでサイズを調整できます。
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内側に伸びるメッシュが入ってますので、スルッと抜けることはある程度防ぐことができるようになっています。
500mlのペットボトルはもちろん、折り畳み傘もしっかり収めることができるので使い勝手は良さそう。
シューズ用コンパートメント
では次は下部のシューズ用コンパートメント部分。
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外からはぱっとわかりませんが、後ほど中を見ると結構なスペースを取っていることがわかります。
これが良し悪しなところですけど、人によってはありがたいのかな。
上部
では上側面を見てみます。
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ここはキャリングハンドルと隠しポケットがあります。
ちなみにフロント、メイン、PCのコンパートメントのジッパーには、ロックがかけられるようになっています。
またノートパソコンを収納するコンパートメントはYKKの止水ジッパーを採用しているので多少雨に濡れたくらいなら影響はほとんどなさそうです。
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止水ジッパーとロック可能なやつはこういう感じのやつですね。
日本国内だとそこまで必須でないかもしれませんが、防犯という面ではこういう機構が備わっていると安心です。
背負う側
では背負う側の部分を最後に。
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「Travel Pack 2」自体のサイズはわりと大きいので、背負ったときどうかと思ったんですけど、意外と肩への負担が少ないと感じました。
またキャリーケースの持ち手に引っ掛けておけるように中心部にベルトがついています。
こういうのがあると、キャリーとも相性が良いので助かります。
割とクッション性もあるので、よほど詰め込むか衣類以外に重いものを入れすぎない限りは問題ないかと思います。
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ショルダーベルトの部分もしっかりクッションが入っていますし、1~3泊の荷物程度なら負担は少なそうです。
もし心配なら別売りですが、ヒップベルトもありますので併せて使うほうが良いかもしれません。
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たぶん、私の場合は必要ないと思うんですが買っておきました(笑)
フロントのポケット
で、全面部分に戻りまして、フロントのポケット部分。
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ここはジッパーから下側が広くポケットになっています。
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こんな感じですね。一つの広いポケットという感じ。
なので、フロントコンパートメントにあるポケット類はほとんどが上部についているため、ここにものを入れても干渉しづらい構成になっています。
なおここのジッパーも止水仕様になっています。
中身チェック
フロントコンパートメント
ではまずフロントコンパートメントから。
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ここは「Day Pack」のときと大きく変化はありません。
ただ上部にポケットができていて、ここがまたかなり深くなっています。
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ほぼ全体的にポケットになっているので、A4サイズの雑誌などはもとより、13インチクラスのPCやタブレットでも収まるくらいになっています。
「Travel Pack 2」には、PCコンパートメント以外でPCやタブレット等を入れようと思うなら、ここが一番良いかもしれません。
アクセスもしやすいので、ここに9.7~12.3インチのタブレットを入れておけば便利かなーと思ってます。
あとジッパー部分のポケットですが、鍵などをつけておけるカラビナがついています。
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私自身は、そこまで活用する機会はないと思っているので大して問題ではありませんが、海外のバックパッカーなどは、これがプラスチック素材であることが気になっている人が多いようですね。
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確かに、キーなどを取り付けておくにしても丈夫さは必要ですし、言われてみればこの感じなら金属製でも良さそうですね。
では、いよいよメインコンパートメントを見てみます。
メインコンパートメント
まずはメインの収納スペースから。
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開けた瞬間に思ってしまったことは、意外と入らないんじゃねえかこれ?です。
左側は隠しポケットの中身部分ですが、右側のデカい袋状に見えるのは、シューズ用コンパートメントの部分。
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こいつはそんな影響なさそうなんですけどね。
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問題はこいつですよ、こいつ。
ビジネスシューズを履いていって、帰りはサンダルとかスニーカーに履き替えるなど使うシーンは多そうですが、なくても問題ないという方も少なくないと思います。
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もしなければこれくらい広々として使えそうな感じなんですけどねえ。
私自身も、そこまでこれが必須とは思えないタイプなので、これをどうにかできないもんかと考えてみました。
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単純に丸めて(折り込んで)おけば、クッション代わりにもなりそうだし、良いかも。
ただこの「Travel Pack 2」の弱点というか、バックパックらしい仕様なんですが、キャリーケース等によくあるゴムバンドなどの押さえがついていないんですよね。
なのでパッキングには、トラベルポーチなどでしっかり整理して入れてあげる必要があります。
…と言っても1~3泊ならそこまで大荷物でもないし、そういった負担も少ないはず。
ちなみにメイン部分の深さは大体12㎝ほどとなっています。布なので伸び縮みあるため正確ではありませんが。
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で、こちらが反対側の部分。
ここはメッシュタイプと通常のジッパーポケットがあります。
通常のポケットは、一番アクセスがしにくいところですので貴重品を入れておくのに良いと思います。
またメッシュは意外としっかりしていますので、多少重みのあるもの(アダプタ類とか)を入れても崩れたり伸びたりすることは少ないと思います。
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充電器とかここにぶち込んでおけばよいかも。
ちなみにこちら側の面は、大体2㎝ほどのマチがついているので、メイン部分併せて13~15㎝ほどの高さに収まるのであれば十分に収納が可能かと思います。
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公式にある画像ですが、こんな入るのかね?と思った方もいると思いますが、ぎゅっと押し込みながらやればこれくらいの厚みなら(衣類ですが)、意外と収まってくれそうです。
ということで実際に詰めてみた
実は来週20日から2泊3日で出張することになっていまして、その時を想定して試しに荷物を詰めてみました。
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横から見たところですが、結構厚みが出てしまっています。
ただベルトをしっかり引っ張っているわけではないので、実際にはもうちょっと綺麗な佇まいになります。
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まずフロントコンパートメント。
Ankerの充電器やらリール付きUSB Type-Cコード等の入った100均ポーチ、名刺入れやモレスキンなど、このあたりは「Day Pack」でも入れている周辺機器ですね。
ちなみにこの写真ではタブレットは入れていませんが、後程この状態で入れてみましたがとくに問題はなく入ります。
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で、問題のメインコンパートメント。
もうちょっとキレイに入れればもっと入りそうですが、何分雑な感じになってしまうのはご容赦ください(笑)
内容物をざっと紹介。
- 長袖Tシャツ ×2
- Yシャツ ×2
- 下着類(靴下など含め) ×2セット
- 薄手のアウター(マウンテンパーカー)×1
- ボトムス(デニム) ×1
- 洗面用具(無印のミニ化粧水とかも)
- 作業着(上下) ×1
こんな感じですね。
あとはPCコンパートメントには、Pixelbookが入っているくらいですね。
正直、暑い寒いが微妙なところなので荷物も中途半端な感じですが、アウターを決めてあれば厚みがあるものの多い冬でも3泊分くらいは入るんじゃないかなあ。
夏場だともう少しすっきりできそうなので3~4泊分は余裕がありそう。
私の場合、作業着が入っているのでそれを除けばどっちにしても3泊分は余裕をもって入れられると思います。
いずれにしても、1~2泊用だとすれば余裕ありまくりなので、私としては十分使えるバックパックだと思います。
ただ気になるところが…
全体的にはとても好きですし、使い勝手が良さそうと思うんですが、やっぱりシューズ用のコンパートメントは別に必須ではないような気がします。
あれをなくせばもう少しメインコンパートメントが広く感じますし、あの分の厚みをPCコンパートメント部分の低側面のクッションを増やすとかしてくれるとよかったかなぁと思います。
実際にあれこれ使ってみて…というところです。
ただ今回試しに詰め込んで、背負ってみて思ったんですが、3泊程度に荷物を入れるとやっぱり重さがこたえそうなので、ヒップベルトはあったほうが良いかもしれません。
普段使いのバックパックとしても使えそうな感じではありますが、そうなるとサイズ感がわりとデカイので、中身次第というところでしょうか。
個人的には、普段使いは「Day Pack」もしくはワンサイズ上の「Tech Pack」、あるいは「Flight Pack 2」などにして、数日の出張などには「Travel Pack 2」という方がしっくりくる感じです。
まとめ
ということで、「Aer Travel Pack 2」についてざっくりレビューというかまとめてきました。
1〜3泊のトラベル用バックパックとしては、ポケット類も豊富ですし、全体的にスッキリとした外観なので男性でも女性でも十分に使えるバックパックだと思います。
細かいところについては、今後使ってみて気づいたところをまとめていければと思います。
ただ、33リットルというサイズ感が中途半端と感じる方もいると思いますので、ちょっとでも足りないかも?と思った方はあえて選ばない方がよいかもしれません。
私のように短期用のバックパックとしてやできる限りコンパクトに済ませたいと思う方には、アリだと思います。
もし興味がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
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