Pixel 11 シリーズへの搭載が期待されていた IR 顔認証システム「Project Toscana」が、今年の Pixel 11 には間に合わないことが報告されました。
この情報は Mystic Leaks が Telegram で共有した Pixel 11 シリーズの詳細リークで言及されたもので、開発がまだ完了していないことが理由とされています。
Project Toscana とは
「Project Toscana」は以前お伝えしたように、Google が開発を進めている高度な顔認証技術で、現行の Pixel シリーズにおける顔認証の最大の弱点である「暗所での認識精度」を IR(赤外線)センサーによって解決することを目的としています。
今年 2 月には、カリフォルニア州マウンテンビューで Pixel スマートフォンおよび Chromebook を用いた UX テストが実施され、Apple の Face ID と同等の速度でロック解除できることが確認されたと伝えられていました。
最初の搭載デバイスには Pixel 11 シリーズが有力視されており、画面下に埋め込まれた IR カメラを採用する可能性が示唆されていました。
Pixel 11 への搭載は見送りへ
しかし Mystic Leaks のリークによれば、Mystic Leaks のリークによれば、Project Toscana は「まだリリースに向けた準備が整っていない」ため、Pixel 11 シリーズへの搭載が「見送られる可能性が高い」とされています。
Google はこれまで Project Toscana について公式にコメントしておらず、搭載・非搭載のいずれとも確定していません。
とはいえ、Pixel 11 シリーズが今年も 8 月に発表されるのであれば、あと 3 か月ほどの状況でこの情報が出ていることを踏まえると、見送りの可能性は高いと考えられます。
Pixel における顔認証の歴史
Pixel シリーズの顔認証は、Pixel 4 シリーズで Soli レーダーと IR カメラを組み合わせた高精度な実装が採用されましたが、ベゼルの大型化というデザイン上の制約が問題となり、わずか 1 世代で廃止されています。
その後、Pixel 6 以降は通常のフロントカメラを活用した機械学習ベースの顔認証に移行し、銀行アプリなどでの利用が可能な安全性を確保しています。一方で、暗所での認識率の低さは依然として課題として残っており、Project Toscana はその解決策として期待されていました。
Project Toscana が次の Pixel 12 シリーズ以降での搭載に向けて開発が継続されるのか、あるいは別のアプローチに変更されるのかは、現時点では明らかになっていません。








