Pixel 10a のストレステスト結果が公開。旧モデル Pixel 9a より低い温度を維持する結果に

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Google が海外ですでに販売を開始し、日本国内でも発売予定であることが公式に発表されている最新ミッドレンジスマートフォン「Pixel 10a」ですが、搭載されているプロセッサ「Tensor G4」のパフォーマンスや発熱に関する詳細なテスト結果が報告されました。

前モデルである Pixel 9a と同じプロセッサを採用しているものの、Android Authority の検証によると、熱管理の面で改善が見られるようです。

目次

基本性能は Pixel 9a と同等レベル

今年の Pixel 10a は、フラッグシップモデルの Pixel 10 に搭載されている Tensor G5 ではなく、1世代前の Tensor G4 を搭載しています。

Geekbench 6 による CPU ベンチマークテストの結果では、Pixel 10a と Pixel 9a のスコアは誤差の範囲内です。同じチップとクロック数を備えているため、想定通りの結果と言えます。

ベンチマークの結果は、Pixel 9aPixel 10a ともにシングルコアは 1,600 前後、マルチコアは 4,000 前後となっています。

最新プロセッサの搭載は見送られましたが、約 500 ドルという価格帯のスマートフォンとしては十分な処理能力を持っています。Pixel 9a と同様に日常的なタスクやブラウジングでストレスを感じることはないと考えられます。

発熱対策の改善とパフォーマンスの維持

基本性能に大きな変化はありませんが、ストレステストにおいては Pixel 10a が Pixel 9a を上回る結果を示しています。Android Authority が実施した 3DMark の Wild Life Extreme ストレステストでは、テスト開始直後のパフォーマンスは両機種で同等ですが、時間の経過とともに Pixel 10a のほうが低い本体温度を維持しています。

Pixel 9a が熱によるパフォーマンス低下(サーマルスロットリング)を起こし始めるのに対し、Pixel 10a は 7 分間にわたりパフォーマンスの低下が見られませんでした。テストの後半では、上位モデルである Pixel 10 に近いパフォーマンスを発揮しています。

実際のゲームプレイではベンチマークほど常に高い負荷がかかり続けるわけではありませんが、30 分を超えるような長時間のゲームセッションでは、フレームレートの安定性において Pixel 10a が有利になる可能性があります。本体の温度が低く保たれることで、端末を持った際の快適さも向上します。

7 年間のアップデート保証と長期利用について

Pixel 10a は、より明るくなった 120Hz 駆動の 6.3 インチディスプレイや Gorilla Glass 7i の採用に加え、Google の AI 機能や衛星 SOS 機能を利用できます。さらに、7 年間の Android OS およびセキュリティアップデートが保証されています。

同価格帯の Samsung Galaxy A56 5G や Nothing Phone 4a Pro などと比較すると、Tensor G4 のゲーム性能は優位性を保っており、コストパフォーマンスに優れています。

一方で、Tensor G4 の性能が良いと言っても、ハイエンドモデルでも数年経過すると動作に限界を感じることがあるため、快適な動作を 7 年間維持できるかどうかは分かりません。ただし、長期間にわたってセキュリティが担保される点は、端末を長く使用したいユーザーにとって利点となります。

まとめ

日本での発売が予定されている Pixel 10a は、純粋な処理能力は前モデルから大きく変わっていませんが、発熱が抑えられたことで実使用での安定性が向上しているようです。

手頃な価格帯で Google の機能や AI を試すことのできるミッドレンジ Pixel スマートフォンとして、バランスの取れた選択肢になることが期待されます。

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尾村 真英
Technical Writer
HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。
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