Nothing は Android 17 をベースとした新しい OS「Nothing OS 5.0」を発表し、2026 年 8 月 26 日 11:00 (英国時間) から Nothing Phone 3 向けにオープンベータの提供を開始します。
Nothing OS 5.0 では、システムフォントを Geist に刷新したほか、壁紙に応じて配色が変わるアダプティブカラーや Glyph Interface 専用アプリの追加など、デザイン面を中心に大幅な変更が加えられています。
なお、Nothing Phone 1、Nothing Phone 2、CMF Phone 1 の 3 機種は、ソフトウェアサポート期間の終了にともない Nothing OS 5.0 の対象外となります。
デザインとホーム画面の変更
システムのデフォルトフォントには新たに Geist が採用され、文字サイズや余白、階層構造も調整されました。そのほかの変更点は以下の通りです。
- 設定アプリ : アイコンと余白を刷新し、よく使う項目をグループ化してスキャンしやすく改善
- ステータスバー : アイコンを専用デザインに変更し、状態変化をアニメーションで表示
- カメラ : アイコンと操作性を改善、QR コード認識後は結果表示の位置が固定され再スキャンが不要に
- ギャラリー : 写真一覧を追加日 / 撮影日で並べ替え可能に、お気に入りや編集済みなどでの絞り込みにも対応、透明感のあるデザインも一部に反映
- アルバム一覧 : よく使うアルバムを上部に、使用頻度の低いアルバムを下部に分けて表示
- 新ホーム画面テーマ : 透明感のあるウィジェットとアイコンが特徴、壁紙のメインカラーに応じて配色が変化 (1×1 サイズのクイック設定ウィジェットはより強く反映)
- ロック画面 : Gooey と Micrographics の 2 種類の新しい時計フェイスを追加、壁紙に合わせた配色変更にも対応
- 深度エフェクト壁紙 : 画像の位置とサイズをロック画面の時計や情報に合わせて調整可能に、画像が枠を満たさない場合はぼかしと半透明効果で周囲を拡張
- ホーム画面編集 : 複数のアプリやウィジェットをまとめて選択し、別のページへもドラッグして移動可能に
- Collector ウィジェット : カメラやギャラリーで撮影したお気に入りの被写体をコレクションとして表示
- Away Time ウィジェット : スマートフォンを手放していた時間を記録






新ホーム画面テーマと Micrographics クロックフェイスはオープンベータには含まれず、10 月開始予定の一般リリースから提供されます。
Glyph Interface 専用アプリの追加
Glyph Interface に関連する機能や設定、サウンド、スケジュールが 1 つにまとまった専用アプリが新設されました。従来は設定内の各所に分散していた項目を、この専用アプリからまとめて管理できます。
- 専用 Glyph アプリ : 機能、設定、サウンド、スケジュールを一元管理できる独立アプリを追加
- Glyph Timer ウィジェット : ホーム画面からタイマーを起動でき、背面の Glyph ライトでカウントダウンの残り時間を視覚的に確認可能


動作の高速化と滑らかさの向上
アプリの起動やスクロール、タッチ操作への反応、マルチタスク、バックグラウンドでのアプリ挙動が改善されました。
- バックグラウンド管理 : 使用中のアプリにリソースを優先的に割り当てつつ、よく使うアプリはバックグラウンドで起動しやすい状態を維持し、再読み込みの発生を抑制
- アニメーション : 操作の途中で指の動きを逆方向に切り替えると、アニメーションが元の動作を完了させずにその動きに追従。アプリ、フォルダ、ウィジェット、マルチタスク、ショートカット、ステータスバーのアイコンなど広い範囲に適用
- Bluetooth コントロール : クイック設定内のデザインを刷新し、周辺デバイスを見つけやすく、接続 / 切断もワンタップで完了可能に
Essential AI ツールの強化
Nothing OS 5.0 では、Essential Voice、Essential Space、Essential Apps にアップデートが加えられました。
- Essential Voice : 文字起こしの処理速度と整形精度が向上し、内容を段落にするか箇条書きにするかをより適切に判断。リアルタイム文字起こしでは発話に合わせて文字が表示され、Ear 3 のケースから SuperMic を使って直接音声を録音することも可能に。リアルタイム翻訳は年内に追加予定
- Essential Space : Essential Key を使ったコンテンツ取り込みの操作をより簡潔で一貫性のあるものに改善
- Smart Collections : 新規コレクション作成時に関連する既存の取り込み内容を自動で提案するほか、既存コレクションにも関連コンテンツを提案。共通テーマを持つ複数の取り込み内容を検出した場合は新規コレクションの作成も提案
- MCP (Model Context Protocol) 対応 : 対応する AI ツールから Essential Space 内のデータを検索・参照可能に。初期リリースでは読み取り専用で、Google Play 経由で 10 月に展開予定
- Essential Apps Builder : これまで Web 上での作業が必要だったアプリ作成が、スマートフォン上のアプリとして利用可能に。自然言語で作りたいツールを説明し、プレビュー、調整、ホーム画面への配置までを 1 台の端末上で完結。引き続きベータ版としての提供




Android 17 の新機能
Nothing OS 5.0 は Android 17 をベースとしているため、プラットフォーム側の新機能も利用できます。
- 通知パネルとクイック設定パネルの分離 : 有効にすると、画面左からのスワイプで通知パネル、右からのスワイプでクイック設定パネルを個別に開ける。従来の統合レイアウトも引き続き選択可能
- Quick Share の機能拡張 : 共有内容の QR コードを生成し、相手が iPhone でも Android でもカメラでスキャンするだけでブラウザ上のセキュアなリンクからファイルをダウンロード可能に、追加アプリは不要
- 画面録画の改善 : 録画中の操作パネルがフローティング表示になり、画面録画中でも操作しやすく改善
- プライバシー表示 : ステータスバーに 3 色の表示システムを導入。緑は機密情報へのアクセス、青は位置情報の共有、黄色は AI によるデータ処理を示す
- 位置情報の権限リクエスト : アプリが位置情報を要求する際の表示が改善され、許可する権限の範囲がわかりやすく
- ライブアップデート : 対応アプリの進行状況をステータスバー上にカプセル形式で表示、最大 2 件まで同時表示可能、タップで対応する通知に展開
- Noto 3D Emoji : 絵文字がより立体的で表現力のあるデザインに、Distorted Face や Fight Cloud など最新の Unicode 追加分も含む
- ダークモードの対応拡大 : 独自のダークモードを持たないアプリにも適用可能に、アプリごとの個別設定にも対応
- アシスタントの音量調整 : アシスタントの応答音量をメディア音量とは別に調整可能に
- HDR の明るさ調整 : 画面全体の明るさを上げずに、HDR 写真や動画のハイライト部分のみをより鮮やかに表示
- 最近使用したアプリの画面 : 各アプリカードの上部にピル型メニューを追加し、分割画面やアプリ情報などの操作を見つけやすく改善
対応機種とリリーススケジュール
Nothing OS 5.0 のオープンベータは、8 月 26 日 11:00 (英国時間) から Nothing Phone 3 を対象に配信が始まり、対象機種は今後数か月かけて順次拡大される予定です。一般リリースは 10 月からの開始が予定されています。
なお、再設計されたホーム画面と Micrographics クロックフェイスは開発中のためオープンベータには含まれず、一般リリースからの提供となります。今回のスケジュールは現時点の計画であり、開発・テストの進捗によって変更される可能性があります。
Nothing Phone 1、Nothing Phone 2、CMF Phone 1 の 3 機種はソフトウェアサポート期間が終了しているため、Nothing OS 5.0 の対象外です。
より詳しい内容は Nothing Community の投稿をご覧ください。












