ChromeOS 144 の管理者向けリリースノートが公開。Class Tools 強化や Gemini 統合など

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ChromeOS 144 の管理者向けリリースノートが公開。Class Tools 強化や Gemini 統合など
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Google は 2026 年 1 月 22 日(現地時間)、ChromeOS 144 の安定版 (Stable) に関する企業および教育機関の管理者向けのリリースノートを公開しました。

今回のアップデートでは、教育現場向けのツールである Class Tools の機能強化や、Chromebook Plus デバイスにおける Gemini の統合、PWA におけるプロトコルハンドラのサポートなどが含まれています。

この記事では、管理者向けに「ChromeOS 144 Enterprise and Education release notes」で発表された主な変更点や新機能について解説します。

2026 年 1 月 28 日 更新

ChromeOS 144 安定版が正式にリリースされました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

目次

ChromeOS 144 の主な変更点

ChromeOS 144 では、教育向けの Class Tools の機能拡張、アプリケーションの生産性向上、および Gemini AI の統合が主な変更点となります。

Class Tools : 教師向けワイヤレス画面共有と注釈機能

教育機関向けの機能として、Class Tools に「ワイヤレス画面共有」と「注釈(アノテーション)」という 2 つの新機能が導入されました。

  • ワイヤレス画面共有: 教師は、自身の画面や生徒の画面を教室のディスプレイにワイヤレスで投影できるようになります。接続には、Class Tools 教師用アプリに固有のコードを入力します。これにより、管理者が設定した専用の ChromeOS 受信デバイス(Chromebook、Chromebox、ChromeOS Flex デバイスなど)とペアリングされます。
  • 注釈機能: 授業をよりダイナミックにするため、教師はスタイラス、指、トラックパッド、またはマウスを使用して、デバイス上に直接書き込みや描画が可能になります。

これらの機能は、先日イギリスで開催された BETT 2026 に合わせて紹介されていました。

また、Class Tools セッションに参加できる生徒の最大数が 100 名に増加しました。

プロトコルハンドラのマルチアプリサポート

ChromeOS 144 では、プログレッシブウェブアプリ(PWA)がマニフェスト内で処理するプロトコルを宣言できるようになりました。

複数の PWA が同じプロトコルを宣言している場合、ユーザーはデフォルトのハンドラを選択することができます。この変更により、Chrome 開発者ドキュメントで説明されている PWA の URL プロトコルハンドラ登録が可能になります。

Chromebook Plus デバイスへの Gemini 統合

ChromeOS 144 のリリースに伴い、Chromebook Plus デバイス上の Chrome ブラウザに Gemini が統合され、段階的に展開されます。

この機能により、現在表示しているページの内容を AI が理解し、ユーザーは Chrome タブを離れることなく、要約の取得、概念の明確化、回答の検索などをシームレスに行うことができます。

また、統合には以下の 2 つの機能も含まれます。

  • チャット: テキストを通じて Gemini と対話する機能。
  • Gemini Live: 音声を通じて Gemini と対話する機能。

すでに ChromeOS 145 Canary で一部ユーザー向けにテストされていましたが、今回のアップデートで正式に展開が開始されます。

今後の変更点

リリースノートでは、ChromeOS 145 で予定されている管理コンソールの機能追加についても触れられています。

管理コンソールでのロールバック保護のバージョンの表示

早ければ ChromeOS 145 から、管理者は管理下のデバイスにインストールされているロールバック保護のバージョン(rollback protection version)を確認できるようになります。

管理コンソールの [デバイス] > [Chrome] > [デバイス] から ChromeOS デバイスを選択し、[OS] タブにある「オペレーティング システム情報」テーブル内で「ロールバック保護のバージョン」を確認可能になる予定です。

実際の管理コンソールの画面

まとめ

ChromeOS 144 では、特に教育現場における授業進行をスムーズにするための Class Tools の強化が目立ちます。画面共有や注釈機能の追加は、Chromebook を活用した授業の質を高める重要なアップデートです。

また、Chromebook Plus デバイスにおける Gemini の統合により、ブラウザ上での情報収集や作業効率が向上することが期待されます。

管理者はこれらの新機能を確認し、必要に応じてユーザーへの案内や設定の確認を行うことを推奨します。

詳細については、Chrome Enterprise and Education release notes をご覧ください。

なお、ChromeOS 144 安定版のリリースは 2026 年 1 月 27 日に予定されています。

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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