Google は 2026 年 7 月 23 日(現地時間)、Chrome Developer Blog において、Android 版 Chrome のスクロール時に発生する「ジャンク (カクつき)」の発生頻度を、2023 年から 2026 年にかけて 48% 削減したことを明らかにしました。
今回の改善はすでに最新の Android 版 Chrome で提供されており、ユーザーはページをスクロールした際に一瞬引っかかるように感じる現象が大幅に改善されたことになります。
スクロールのカクつきとは
スクロールジャンク (カクつき) とは、画面をスクロールしたときの一瞬の引っかかりや、画面がカクカク動くように見える現象です。
Google によると、Chrome が新しいスクロール位置を画面の更新タイミングに間に合わせて描画できないと、直前のフレームがそのまま表示され続け、これが目にはカクついた動きとして映るとしています。
Chrome はセキュリティや安定性を重視した設計上、タッチ入力を処理してから画面に反映するまでの仕組みが複雑で、これまでスクロールのなめらかさを保つうえでの課題となっていました。
Google が実施した改善
Google はタッチ入力を処理してから画面に反映するまでの流れを詳細に分析したうえで、複数の改善を段階的に導入しました。
- タッチ入力の処理経路を見直し、混雑しやすい処理経路を避けて画面に反映されるまでの遅延を軽減
- 入力イベントの到着が多少遅れても、直後のフレームに反映できるよう猶予を確保
- 入力が届くタイミングがずれた場合には、それまでの動きから位置を予測してなめらかさを維持
- プロセス間のやり取りを簡略化し、通信にかかる時間を短縮
- アドレスバーなどの UI 要素がスクロールに追従する処理を効率化
これらの改善を積み重ねた結果として、3 年間で発生頻度を 48% 削減できたとしています。


まとめ
今回の改善はいずれも目立つ新機能ではなく、入力の受け取り方やプロセス間のやり取りといった地道な見直しを続けた結果と言えます。
Google は今後も Chrome ブラウザにおいて同様の分析と改善を続けていく方針を明らかにしています。









