Google が提供している Chromebook 向けの Steam サポート (ベータ版) は、公式発表では 2026 年 1 月 1 日にサポートを終了しています。
しかし、終了予定日を過ぎた現在、実際に Chromebook / Chromebox で確認したところ、依然として Steam のインストールおよびゲームのプレイが可能な状態であることがわかりました。
これは ChromeOS 144.0.7559.221 時点で確認しており、今後バージョンが進んだり、Google 側の変更により終了する可能性はあります。
終了期日を過ぎても動くが、先行きは不透明
以前の記事でもお伝えしたとおり、Google は 2025 年 8 月の時点で「2026 年 1 月 1 日以降、ベータプログラムの一環としてインストールされたゲームはプレイできなくなる」とアナウンスしていました。
また、ChromeOS のランチャーから「Steam」を検索してインストールを開始しようとすると、サポート終了を通知するメッセージも表示されていました。
公式ヘルプページにも次のような通知が表示されており、終了することが予告されています。ただ、現時点でも「終了します」と表記され「終了しました」ではないことから、実際にはまだ対応されていない可能性があります。

実際に、ヘルプページに記載してある Steam 公式サイトへのリンクからダウンロードページに移動し、そのままインストールを進めると、システム上は問題なく動作し、ローカル環境でゲームを起動できてしまいます。また、なぜか終了通知も表示されなくなりました。



とはいえ、すでに公式のサポート期間は終了しているため、今後の OS アップデートなどのタイミングで前触れなく起動できなくなる可能性が高い点には注意が必要です。
安定版に到達できなかった第 3 の選択肢
Steam for Chromebook は 2022 年にアルファ版としてスタートし、同年 11 月にベータ版へと移行しました。当時「ゲーミング Chromebook」のリリースとともに発表され、Android アプリやクラウドストリーミングに続く第 3 の選択肢として期待を集めました。
ただ、快適に遊ぶためのハードルが高く、たとえば Core i5 もしくは Ryzen 5 以上、16GB RAM 以上のスペックが推奨されるうえに、内蔵グラフィックスだけで滑らかに動くタイトルは一握りでした。対応ゲーム数も少なく、特に日本語環境では言語設定などでつまずくことも多くありました。
結局、安定したパフォーマンスを求めるとエントリークラスのゲーミングノート PC と変わらない価格に近づいてしまい、Chromebook である意味がなくなってしまうので、残念ではあるものの仕方のない決断だと思います。
今後はクラウドゲーミングへ
Chromebook におけるローカルでの PC ゲームプレイの公式サポートはなくなりますが、ゲーミングの選択肢がなくなるわけではありません。
Google は現在、ChromeOS の技術基盤を Android へ移行させる長期的な Aluminium プロジェクトを進めており、今後は Android ゲームアプリの互換性が向上していくものと考えられます。
また、Nvidia の GeForce NOW や Microsoft の Xbox Cloud Gaming といったクラウドゲーミングサービスが普及しはじめたことで、今では大半の Chromebook で重い AAA タイトルを快適にプレイできます。
高価な外部 GPU やハイスペックなチップセットを積んでローカルの性能を追求するよりも、クラウドを最大限に活用するという Chromebook 本来の強みに立ち返る戦略は、非常に理にかなっています。
まとめ
Chromebook の Steam サポートは公式には終了していますが、現時点ではまだひっそりと稼働しており、インストールして遊ぶこと自体は可能です。しかし、いつプレイできなくなってもおかしくない状態であることは間違いありません。
今後は素直にクラウドゲームサービスまたは Android アプリを使ってゲームをすることをおすすめします。


