今年 1 月から MediaTek の Kompanio 540 を搭載した Chromebook が投入され始めていますが、水面下ではまだ多数の機種が開発中です。
今回、さらに新しい機種と見られる Chromebook のボード名「Jaina」の開発が開始したことを確認しました。
この新しいデバイスは、現時点では開発の初期段階にありますが、コードに含まれる情報から既存のモデルをベースに開発されていることが分かっており、どのような仕様になるかある程度の推測が可能です。
新たに追加された「Jaina」
今回発見された「Jaina」というボードは、MediaTek MT8189 (Kompanio 540) を採用する Skywalker 系列の一つです。

この「Jaina」は、昨年から開発に取り組まれていた「Tarkin」という別のボードの設計を継承して作成されているようで、これが正しければ「Tarkin」とは仕様が共通していることがほとんどです。
現状では「Tarkin」がどのメーカーのどのデバイスであるかは不明ですが、コード内から「CM1405」や「CM1505」といった型番の記述が見つかっており、これらは今年 1 月に発表された「ASUS Chromebook CM14」および「ASUS Chromebook CM15」を指している可能性が高いと考えられます。

つまり、「Jaina」は ASUS の設計を利用して作られる機種であると想定され、これまでのコード解析と「Tarkin」の関係性を踏まえると、「Jaina」の仕様は次のようになると予想されます。
- ディスプレイ: 14 インチまたは 15.6 インチのクラムシェルタイプ
- プロセッサ: MediaTek Kompanio 540
- ポート: USB-C ×2、USB-A ×1、HDMI
- その他: テンキー付き(15.6 インチ)、45W 充電対応、キーボードバックライト、タッチスクリーン対応
これらはあくまで「Tarkin」の仕様に基づいた推測ですが、コードがコピーされている以上、ハードウェアの構成はほぼ同じになるはずです。
どのメーカーから出る?
もし、ベースモデルである「Tarkin」が ASUS 製品であるとすれば、ASUS がわざわざ別名でコピーモデルを作る理由は薄いため、ASUS 以外のメーカーである可能性が高いと言えます。
また、14 インチと 15.6 インチを共通設計にする可能性があり、かつ Kompanio 540 をリリースしていないメーカーといえば、現状では HP だけです。ただし、すでに Kompanio 540 搭載機をリリースしている Acer や Lenovo という可能性や、それ以外のメーカーになることも十分に考えられます。
こうして消去法で考えると、以前から MediaTek 搭載の Chromebook を積極的にリリースしており、かつ 14/15インチのラインナップを持つ Acer または HP が有力な候補となります。
現状ではまだメーカーを特定する決定的な証拠はありませんが、多数の Kompanio 540 搭載機種が開発されているなかで、さらに 14インチ・15インチモデルが準備されていることは間違いなさそうです。
引き続き情報のアップデートがあれば、当サイトでもお伝えしていきます。


