Google は先日、ChromeOS の基盤技術を Android スタック(コードネーム:Aluminium OS)へと移行する計画について進展があり、これにより「現在の ChromeOS / Chromebook が終了するのではないか」といった懸念が生じていました。
しかし、Chrome Unboxed が実施したコミュニティ限定の AMA (Ask Me Anything) セッションにおいて、Google の ChromeOS 製品管理担当副社長(VP)である John Maletis 氏が、Android スタックに移行後も ChromeOS を継続し、10 年サポートも維持することを明言しました。
ChromeOS の開発は継続される
Maletis 氏は、ChromeOS が Android スタックを採用することによって「Google が Chromebook を終了させようとしている」という一部の憶測に対し、「事実ではない」と明確に否定しました。
同氏は、現在の Chromebook が数百万人の学生や一般消費者、企業の従業員に利用されている現状を挙げ、ビジネスの継続性が重要であると説明しています。
特に教育現場や企業導入が進んでいる現状において、このエコシステムを維持することは Google にとっても不可欠であり、プラットフォーム自体の開発は今後も継続する方針であることが確認されました。
「10年間の自動更新」は維持
ユーザーにとっての懸念点の一つとして、OS の基盤が Android ベースに変わることで、既存の Chromebook に約束されていた「10年間の自動更新ポリシー」が守られるかどうかでした。
これについて Maletis 氏は、OS の移行期間中であっても、過去に約束したサポート期間を変更することはないと明言しました。
Google は数年前に Chromebook の自動更新期間を製品発売から 10 年間に延長しましたが、このコミットメントは維持されます。つまり、OS の中身が刷新されるかどうかにかかわらず、対象期間中はセキュリティアップデートやサポートが継続して提供されることになります。
既存デバイスの「新 OS」への移行について
現在使用している Chromebook が、将来的に新しい Android ベースのスタックへ移行されるかどうかについては、ハードウェアの仕様(スペック)によるとのことです。
Maletis 氏は「すべてのデバイスが移行できるわけではない」としつつ、比較的新しい多くのデバイスについては、ユーザーが移行できるよう作業を進めていると述べました。
重要な点は、技術的な制約で新しい Android スタックへ移行できないデバイスであっても、前述の通り「10 年間のサポート期間」は有効であるということです。
新しい OS スタックへ移行するか、現在の ChromeOS のまま更新を受け続けるかの違いはあっても、デバイスが突然使えなくなるようなことはありません。
まとめ
今回の Google 幹部の発言により、ChromeOS の Android スタック移行はプラットフォームの終了ではなく、開発効率や AI 統合を見据えた基盤の刷新であることが改めて確認されました。
既存ユーザーにとっては、Chromebook のサポートが約束通り続くことが確認され、ひとまず安心です。
出典: Chrome Unboxed


