Google は、Android 版「Google カレンダー」アプリのアップデートを発表し、これまで Web 版でのみ利用可能だったカレンダーの共有設定機能が Android デバイスでも利用できるようになることを発表しました。
このアップデートにより、外出先でもスマートフォンから手軽にカレンダーの共有設定や権限の変更が可能になり、他のユーザーとカレンダーを共有することのあるユーザーの利便性が大きく向上します。
Android でカレンダーの共有が可能に
これまで Android 版の「Google カレンダー」アプリでは、新しいカレンダーの作成はできても、そのカレンダーを他のユーザーと共有するための設定は Web 版にアクセスする必要がありました。
今回のアップデートによって、Web 版で提供されているものと同じ共有設定機能が Android アプリに直接統合されます。これにより、以下の共有設定が Android デバイスから行えるようになります。
- 特定のユーザーやグループとの共有
- ドメイン全体との共有
- 一般公開
この機能の追加により、PC を開くことなく、いつでもどこでもカレンダーの共有相手を追加したり、既存の共有設定や権限を変更したりできるようになります。

展開時期と対象ユーザー
この機能は、本日より即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で展開が開始されています。機能がすべてのユーザーに反映されるまでには、最大で 15 日間かかる場合があります。
対象となるのは、すべての Google Workspace ユーザー、Google Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーです。記事執筆時点では、筆者のどのアカウント(個人、Workspace)でもまだ有効になっていませんでした。
以前、Android アプリの AKP 分解で示唆されていましたが、ようやく展開となりました。今回のアップデートは、これまで多くのユーザーが不便に感じていた点を解消する、地味ですが便利な改善だと思います。