Samsung の次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」は、現行モデルと同じ「IP48」の防塵・防水性能に据え置かれる可能性が、新たなリーク情報によってほぼ確実となりました。
これにより、IP68 等級の実現が噂される Google の「Pixel 10 Pro Fold」との差が明確になるかもしれません。
Galaxy Z Fold 7 の防塵性能は IP48 に据え置きか
数日前、リーカーの @PandaFlashPro 氏が、Samsung Galaxy Z Fold 7 の防塵・防水性能が IP48 認証になる可能性を示唆しました。そして今回、別の信頼できるリーク元である @MysteryLupin 氏が X への投稿でこの情報を確認しました。
@MysteryLupin 氏が投稿した画像には、「SM-F966B/DS」というモデル名が記されており、「IP48」の表記と塵と水の絵を確認することができます。これにより、Galaxy Z Fold 7 の防塵性能が IP48 に据え置かれることが、以前の噂からさらに確実視されるようになりました、

また、同画像ではバッテリー持続時間が「40h 28min」、耐久性テストが「2000x」と示されています。
IP48 という認証は、最初の数字「4」が直径 1 mm 以上の固体粒子からの保護を示す防塵性能を意味します。次の数字「8」は防水性能で、最大 1 m の水中に 30 分間沈めても耐えられることを示します。折りたたみスマートフォンとしては優れた防水性能であり、この点ではクラス最高レベルと言えます。ただし、Galaxy Z Fold 6 も同様に IP48 認証を取得しており、前世代から防塵性能のアップグレードはないことになります。
競合の動向と折りたたみスマホの防塵性能
なぜ防塵・防水性能が注目されるかといえば、Google が今年 8 月にリリースすると言われている Pixel 10 Pro Fold が IP68 認証を取得すると言われているためです。これが事実であれば、折りたたみスマートフォンとしては初めてのことであり、高いレベルの防塵性能(IP6X は完全な防塵構造)を実現することになります。
数年前まで、折りたたみスマートフォンにおける耐水性能の実現は困難とされていましたが、現在の主要なモデルは一般的なスマートフォンと同等の防水性能を備えています。しかし、防塵性能の向上は折りたたみスマートフォンの大きな課題の一つであり、技術的な進歩が期待される領域です。
もし Google が Pixel で高度な防塵性能を先に実現した場合、Samsung が来年の Galaxy Z Fold 8 で追随する可能性は十分に考えられます。
まとめ
Galaxy Z Fold 7 の防塵性能は据え置きとなるかもしれませんが、本モデルは、メイン・カバーの両ディスプレイが大型化し、よりスリムな筐体になるなど、前モデルから大きなアップグレードを遂げると期待されています。
また、先ほどリークされた Galaxy Z Fold 7 の実機写真を見る限りでは、薄さや完成度の高さはなかなかの仕上がりだと思われます。
これらの詳細については、来週 7 月 9 日にニューヨークで開催される Samsung の Galaxy Unpacked イベントで、Galaxy Z Flip 7 や Galaxy Watch 8 シリーズとともに明らかになる予定です。