EDIX 関西 2025 参加レポート。ASUS の Chromebook を踏んで耐久性を体験してきた

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今回の記事では、2025 年 6 月 11 日から 13 日までの期間、インテックス大阪で開催された「教育総合展 EDIX 関西 2025」への参加レポートをお届けします。

当サイトの主軸となる Chromebook (デバイス) と Google Workspace を中心に紹介していきますので、包括的な内容ではなく偏りがあることにご了承ください。なお、今回は ASUS ブースで積極的な PR が行われており、そこで得た情報が多いため、ASUS に関する内容が中心となります。

目次

Google / Google for Education ブースの様子

今年 4 月後半に東京ビッグサイトで開催された EDIX 2025 に引き続き、Google / Google for Education が出展していました。

基本的に展示やセッションで紹介されていた内容は大きく変わっておらず、デバイスというより、Chromebook と Google Workspace の実際の導入事例や活用事例など、より「現場」に近い内容が中心となっていました。

また、教育現場での Gemini や NotebookLM など生成 AI の活用に関する内容が過去よりも増えはじめています。

展示されていた主な Chromebook

ASUS、HP、Lenovo、NEC など個別ブースで出展しているメーカーもありましたが、それ以外の Acer や Dynabook などのデバイスもちゃんと Google ブースで展示されていました。

ほとんどは過去にも展示されていた既存モデルですので、いくつかピックアップしておきます。

  • Dynabook Chromebook C70
  • Acer Chromebook Spin 511 R756
  • Acer Chromebook Tab 311 D723(参考出品)
  • Acer Chromebook Spin 311 ROA731T (参考出品)
  • Lenovo Chromebook Plus 2-in-1
  • NEC Chromebook Y4 …など

なお、ASUS に関しては先日発表された ASUS Chromebook CZ11 Flip の軽量モデルなどが展示してありました。

ASUS の新しい教育向け Chromebook と耐久テスト

ASUS JAPAN は 2025 年 6 月 9 日に複数の教育市場向け Chromebook の新モデルをリリースしており、今回のブースでは特に前モデルから軽量化された ASUS Chromebook CZ11 Flip (CZ1104F) が推しでした。

また、同時に発表された Intel N150 を搭載した ASUS Chromebook CR11 Flip の軽量モデルも展示されていました。これらのデバイスは耐久性を犠牲にせず軽量化を実施していることが最大の特長とされています。

参加型デモで耐久性を体験

ASUS ブースでは、4 月の東京開催時と同様に、Chromebook の耐久性に関する参加型のデモが実施されていました。  筆者も今回、実際に Chromebook の上に乗ってその強度を試してみました。

すでに数人が乗った後に乗りましたが、ちゃんと乗って踏みつけても画面が割れたりすることなく動作したので一安心。大人の体重でも問題ないので、子どもが踏んだり荷物を上に重ねて置いても安心です。

これらの Chromebook の中身

今回の展示では、ASUS の教育向け Chromebook の中身も見ることができました。

荷重をかけても画面が割れにくいのは、画面下に強化ボードと衝撃を吸収・分散させるためのクッションが配置されているからのようです。

また、画面両端には太めの金属パーツが使用されており、これにより画面両端から割れることやたわみを抑えているとしています。さらに 5 万回の開閉と 1 万回の回転に耐える強化ヒンジにより、長期間の使用や多少乱暴な扱いにも耐えうる設計になっています。

実際にデバイスを触ると開閉はスムーズですが、ヒンジ単体で動かそうとすると非常に硬く、その堅牢性がよくわかります。

メーカーによって強化部品の使用度合いは異なり、見た目が似ている教育向け Chromebook でも、内部構造にはそれぞれの特色があるようです。  こうした金属部品などを使用して堅牢性を高めると、デバイスの重量が増すことは避けられません。  結局のところ、「丈夫さ」と「軽さ」はトレードオフの関係にあり、両方を追求するにはコストが必要になるという現実があります。

まとめ

今回の EDIX 関西では、特に ASUS の教育向け Chromebook に対する強い自信を感じることができました。  何と言っても、実際に製品を踏んでその耐久性を試すことができたのは貴重な体験でした。こういうデモを行うのは効果的ですね。

また、見た目だけではわからない内部構造の工夫や、それがもたらす堅牢性の高さを知ることで、単なるスペック比較だけでは見えてこないデバイスの価値を再認識できます。 教育現場で長く、安心して使える一台を選ぶ上で、こうした「見えない部分」の作り込みも重要になります。

さらに実際に導入を検討する際には、表面上の仕様だけでなく「数年間使うこと」をしっかりと考えて、検討する必要があります。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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