現在、ソニーが開発中とされるフラッグシップヘッドホン WH-1000XM6 に関して、Amazon の商品ページが誤って公開されてしまったことにより、仕様などの詳細が明らかになったことが報告されました。
現行モデルの WH-1000XM5 は筆者も愛用する最高のヘッドホンの一つですが、発売からすでに 3 年が経過しています。ソニーは後継機についてまだ何も明らかにしていませんが、いくつかの有力なリーク情報や FCC の認証情報に続き、今回の情報でより詳しい内容が明らかになりました。
WH-1000XM6 のリーク情報
Reddit ユーザーの peruho 氏によって最初に発見された情報によると、Amazon Spain が誤って WH-1000XM6 の商品ページを公開してしまったようです。このページは既に削除されていますが、多くの詳細情報が共有されました。さらに、Dealabs はヘッドホンの画像は含まれていないものの、削除されたページのスクリーンショットを入手しています。
![Dealabs が入手した Amazon Spain の WH-1000XM6 商品ページのスクリーンショット(ヘッドホン画像なし)]](https://helentech.jp/wp-content/uploads/2025/05/Amazon-Spain-Sony-WH-1000XM6-Product-Page.jpg)
これらの情報によると、WH-1000XM6 には以下のような特長が期待されます。
主な特長
- ノイズキャンセリング
- QN3 HD ノイズキャンセリングプロセッサー
- 12個のマイク
- マルチノイズセンサーテクノロジー
- オート NC オプティマイザー
- バッテリー
- 30時間再生
- 3分間の急速充電で3時間再生可能
- オーディオ
- 30mm ドライバー
- ハイレゾオーディオ対応
- DSEE Extreme
- 10バンドイコライザー
- LDAC 対応
- その他の機能
- アダプティブサウンドコントロール
- クイックアテンション
- バックグラウンドミュージック
- パーソナライズド空間オーディオ
- ウィンドノイズリダクション
- ヘッドトラッキング付き 360 Reality Audio
- スピーク・トゥ・チャット
- 接続性
- マルチポイント接続
- Bluetooth 5.3
- ポート
- USB-C
- 3.5mm ジャック
- サイズと重さ
- 高さ: 25.69 cm
- 幅: 20 cm
- 奥行き: 7.83 cm
- 重量: 254 g
- 同梱物
- Sony WH-1000XM6 ヘッドホン本体
- キャリングケース
- USB Type-C 充電ケーブル
- 3.5mm ジャックオーディオケーブル (長さ 1.2m)
- カラーバリエーション
- ブラック
- プラチナシルバー
- ミッドナイトブルー
- デザイン
- 折りたたみ可能
- 調節可能
- クローズド型
- 互換性
- Android
- iOS
- PC
- Mac
QN3 プロセッサー搭載か
これらのスペックで注目されるのが、QN3 プロセッサーの搭載です。WH-1000XM5 は QN1 プロセッサーを使用しているため、ソニーは QN2 チップをスキップした可能性があります。Dealabs のレポートによると、QN3 チップは QN1 よりも 7倍高速であるとのことです。このチップは、リアルタイムのノイズキャンセリング、周囲の騒音への適応、気圧への対応に関連するとしています。
価格と発売日
今回の報告よると、米国での発売は 5月14日から5月16日の間になる見込みで、価格は 449.99ドルになるとのことです。これは現行の XM5 よりも 50 ドル値上がりすることを意味していますが、XM5 は XM4 との比較において大きな差はないと言われていたことから、XM6 での値上がりがどう影響するかはまだわかりません。
いずれにしても、これらの情報が正しければ、ソニーの新しいフラッグシップヘッドホンの登場は間近であり、さらなる進化が期待できそうです。
なお、現時点では日本における販売時期や価格は明らかにされていません。
出典: Android Authority, Dealabs