Samsung が提供を開始している Android 15 ベースの One UI 7 アップデートですが、一部の Galaxy S24 ユーザーやその他のアップデート済みデバイスのユーザーから、バッテリーの持続時間が大幅に悪化したとの報告が出ています。
バッテリー消耗に関する報告
Samsung の公式フォーラムや Reddit、その他のオンラインコミュニティでは、One UI 7 が Galaxy S24 シリーズや他のデバイスに配信されて以降、バッテリー持ちが悪くなった可能性を示唆する報告が複数見られます (Android Police 経由)。ユーザーは、アップデート前と比較してデバイスのバッテリー持続時間が短くなったと指摘しています。
これらの報告は、主に1日の終わりに残っているバッテリー容量に基づいています。ある Galaxy Z Fold 6 ユーザーは、アップデート前は約 45% あった1日のバッテリー残量が、アップデート後は 20% まで低下したと報告しています。同様の報告は他のユーザーからも寄せられており、One UI 7 のインストール後にバッテリー消耗の増加が見られるケースが少なくないようです。
考えられる原因は?
現時点でバッテリー消耗が増加した具体的な原因を特定するのは困難です。しかし、One UI 7 は大規模なアップデートであり、その様々な要素がバッテリー消耗を引き起こしている可能性は十分に考えられます。
Samsung がこのアップデートの提供を(理由は不明ながら)延期した経緯があり、その理由の一部にバッテリー消耗の問題が含まれていた可能性も考えられますが、これはあくまで推測に過ぎません。
現状と今後の見通し
注意すべき点として、これらはユーザーからの報告であり、アップデートが利用可能になってからまだ数週間しか経過していません。OS がデバイスに最適化するまでもう少し時間が必要かもしれませんし、Samsung が今後提供する月例パッチによって状況が改善される可能性もあります。
実際に、バッテリー消耗増加の報告は複数ありますが、Samsung はここ数週間で数百万台のデバイスに One UI 7 を展開しており、バッテリー問題に関する大きな騒ぎにはなっておらず、一部のユーザーからはバッテリー持ちが改善したという報告も上がっています。
Galaxy S23 シリーズに関しても、バッテリー消耗の報告は限定的であり、アップデート前と変わらない、あるいは改善したというユーザーの声も同程度見られます。そのため、すべてのユーザーに影響を与えているわけではない可能性が高いです。
とは言え、記事執筆時点(2025 年 5 月 5 日)では、日本国内向けの Galaxy S24 シリーズなどに One UI 7 が展開されたという正式発表などもなく、リリース時期も未定のままとなっています。
まとめ
One UI 7 へのアップデート後、一部の Galaxy デバイスでバッテリー消耗が悪化したという報告がユーザーから寄せられています。明確な原因はまだ特定されていませんが、OS の安定化や今後のソフトウェアアップデートによって改善される可能性があります。