Google は、Android 版 Gmail アプリに、ユーザーがインターフェースの表示幅を自由に調整できる新しいレイアウトの展開を開始しました。これにより、特にタブレットや折りたたみ式スマートフォンなど、画面スペースの広いデバイスでの使い勝手が向上します。
今回の変更点
タブレットや大画面デバイスでGmailアプリを利用する際、従来は左側のフォルダ/ラベルリストやメール一覧と、右側のメール本文表示エリアの幅は固定、あるいは限定的な調整しかできませんでした。
今回のアップデートにより、画面中央に表示される左右ペイン間の区切り線をドラッグすることで、表示幅を自由にカスタマイズ可能になりました。さらに、不要な側のペインを完全に非表示にして、一方のペインだけを画面全体に表示させることも可能です。
これにより、メール本文の閲覧に集中したり、フォルダやラベルのリストを広く表示して整理しやすくしたりと、利用シーンに合わせて最適な表示を選択できます。

これにより、特にタブレットや折りたたみ式スマートフォンなどの大画面デバイスで Gmail を使っているユーザーが大きな恩恵を受け、使い勝手が向上することが期待できます。
この左右ペインの調整・表示/非表示機能は、特に画面の広いタブレットや折りたたみ式スマートフォンで Gmail を活用するユーザーにとって、作業効率と視認性を大幅に向上させるものです。昨年、Google Keep アプリで同様のレイアウト調整機能が導入されたことからも、Google が大画面向け UI/UX の改善に継続的に取り組んでいることが示唆されています。
まとめ
現在、Android 版 Gmail アプリのバージョン2025.04.13.xで展開されており、Google Workspace における即時リリースおよび計画的リリースドメインのユーザーへの展開はすでに完了しています。
筆者が使用している Pixel 9 Pro Fold と Galaxy Tab S9 FE の Gmail でも、個人のアカウントと仕事用プロファイルの両方で反映されていることが確認できました。
今回はタブレットと折りたたみ式スマートフォンユーザーには嬉しい変更となるため、最新版へのアップデートおよびすでにアップデートされているユーザーは、変更をチェックしてみてください。