Google Pixel シリーズに搭載されている Pixel カメラの機能、「手のひらタイマー」がアップデートされ、これまで前面カメラでしか使えなかったこの機能が背面カメラでも利用可能になりました。また、今回のアップデートによって、対応機種が Pixel 6 以降のスマートフォンにも拡大しています。
この変更は 2025 年 3 月の Pixel Drop で発表され、Pixel カメラ 9.8 のアップデートですでに導入されていますが、Google がコミュニティへの投稿で改めて告知した形となります。
この機能は、スマートフォンを手にしていなくても、前面または背面のカメラに向かって手のひらをかざすだけでカウントダウンが始まり、自動で写真撮影が行えるものです。自撮り棒やセルフタイマー操作が不要になり、集合写真などでも手軽に撮影できる点が特長です。
従来は前面カメラに限定されていたため、画質やレンズの性能を活かせる背面カメラでは使えないという制限がありましたが、今回の変更により、三脚などを使った本格的な自撮りでも活用しやすくなりました。
設定は Google カメラアプリから簡単に切り替えることができ、デフォルトの設定ではオンになっているため、すでに多くのユーザーの端末で利用可能となっているはずです。

手のひらタイマーを有効または無効にする方法は、以下の手順を行ってください。
- Google カメラアプリを開く
- [設定] > [その他の設定] > [手のひらタイマー] を選択
- 切り替えボタンをオンまたはオフにする
筆者も Pixel 9 Pro で実際にこの機能を確認しており、背面カメラでも問題なく手のひらタイマーが動作することを確認しています。
ちなみに、手のひらタイマーはカメラアプリを開いた(撮影できる)状態で手のひらをかざして、しばらくその状態を維持する必要があります。また、顔がちゃんと写っていないと反応しません。
その後、カウントダウンが開始されますが、手のひらはここで降ろしてOKです。カウントダウンは音で通知され、前面カメラでは画面上にカウントが表示されます。背面カメラではフラッシュが光ることで、撮影タイミングがわかりやすくなっています。
出典 : Google Pixel ヘルプ, 9to5Google