Google は Pixel 9 シリーズとともに、新しい「Pixie」アシスタントを開発中だと噂されていましたが、正式リリースには至りませんでした。
しかし、新しい報告によれば、Google アシスタントとしての「Pixie」はキャンセルされたものの、Pixel Screenshots と Gemini のアシスタント機能のひとつとして提供されることになったようです。
Google はもともと Pixel 9 シリーズ向けに Google アシスタントの代替として「Pixie」と呼ばれるアシスタントを開発していました。Pixie には Gemini が搭載され、Pixel デバイス上の Gmail、マップ、その他の Google サービスからのデータを使用し、複雑でマルチモーダルなタスクを実行できるアシスタントとなる予定でした。
今回、The Information の報告を元に 9to5Google が伝えたところことによれば、Pixie は様々なアプリ間でタスクを完了できる AI エージェントと呼ばれていましたが、Gemini との競合を避けるために縮小され、最終的に Pixie は2つに分割され、現在の Pixel Screenshots と Gemini アシスタント機能になったとしています。
後者の Gemini アシスタント機能は、Pixel Screenshots を検索できる機能を指している可能性があり、Gemini のユーティリティ拡張やアプリを通じて提供されるものと見られています。
一方、今月初めに Pixel Sense と呼ばれるアシスタントが Pixel 10 シリーズで搭載される可能性も示唆されていますが、Pixie の例もあり Gemini の競合製品となるとは考えづらく、従来のようなアシスタントではない可能性が高くなります。
Pixel Sense に関する情報としては、予測的な提案や場所、製品、名前などの個人データを必要なときに提案するメモといった機能を提供することが示されていますが、新しいアシスタントではなく、1つの機能として導入される可能性があります。つまり、Pixel Sense は従来のデジタルアシスタントを置き換えるものではないと予想されます。
いずれにしても、開発がキャンセルされたと言われている「Pixie」は2つの機能に分かれました。Pixel Sense についても、同様に新しい機能として導入される可能性がありますが、現時点ではその詳細は明らかになっていません。