日本市場でも Acer からは複数の Chromebook Plus デバイスがリリースされていますが、既存の Chromebook Plus デバイスよりも大型ディスプレイとテンキーを備えた新しいモデルを開発している可能性が報告されました。
この報告は Chrome Unboxed によるもので、2024年9月から開発が始まった「Kanix」というコードネームで呼ばれるデバイスが、Acer の Chromebook でありテンキーを搭載する大型の Chromebook Plus デバイスになることを示しました。
「Kanix」は Acer Chromebook Plus Spin 714 のボードである「Karis」をベースに構築されており、関係している開発者などから「Kanix」が Acer のデバイスになる可能性は非常に高くなります。また、使用されているバッテリー情報から Acer が採用しているものであることも確認できたとしており、「Kanix」が Acer の Chromebook であることはほぼ間違いないと思われます。
「Karis」こと Acer Chromebook Plus Spin 714 はインテル第14世代プロセッサを搭載しており、これをベースに構築されることから「Kanix」も同じプロセッサを採用し、Chromebook Plus デバイスになると予想されます。
一方、「Karis」との違いとして「Kanix」にはバックライトキーボードとともにテンキーが搭載されることがコードから確認されました。さらに、Samsung Galaxy Chromebook Plus で採用されたディクテーションキーやユーザー補助(アクセシビリティ)キー、アシスタントキーも搭載されることも確認できます。
これらの開発中の情報から、Acer が開発を進めている Chromebook Plus 「Kanix」は、インテル第14世代プロセッサを搭載し、テンキーや新しいキーボードレイアウトを備えた15.6インチ〜17インチモデルになると予想されます。
なお、これまでのデバイスのリリース傾向から、「Kanix」は Acer Chromebook Plus 715 あるいは最初の Chromebook Plus 716 と呼ばれる可能性があります。とはいえ、現時点ではまだこれ以上の情報はないため、今後に期待です。