Google は2024年9月24日に米国のニューヨークにて、「Fall Chromebook Showcase」イベントを今年も開催することを発表し、すでに海外メディアには招待状が送られているようです。
このイベントは今年の5月や昨年の秋にも開催されており、Chromebook と ChromeOS を中心とした基調講演とハードウェアの発表・デモが行われていました。Google が主催となって ChromeOS チームが実施しているため、公式の新機能や新製品の情報を広く知ることのできる機会です。今年の Fall Chromebook Showcase で何が発表されるかはわかりませんが、少なくとも Lenovo と Samsung の新しい Chromebook が登場することは期待しています。
期待する新製品
まず、Lenovo からは「Ciri」と呼ばれている着脱式キーボードを備えた新しい Lenovo Chromebook Duet が発表されると思われます。これについて、日本国内では教育向けモデル(EDU)の実機が展示されていたので、驚きは少ないかもしれません。しかし、コンシューマー向けにもリリースされる予定で、日本でも発売が期待できるため、価格を含めて楽しみな1台です。
もう一つ期待するモデルは、「Xol」と呼ばれている Samsung の Chromebook Plus モデルです。正式名称は不明ですが「Galaxy Chromebook Plus」になると予想されており、大型ディスプレイにアシスタントキーを含む様々なキーとテンキーを搭載し、OLEDディスプレイなど盛りだくさんの1台になると予想されます。ここ最近、Samsung はフラッグシップといえる Chromebook をリリースしていなかったので、新モデルには期待したいですね。あとは日本でのリリースにも期待したいところ。
ChromeOS
前回のイベントでは Chromebook Plus に関連した新しい AI 機能が発表されているため、今年も同じように ChromeOS の新機能が紹介されると予想されます。
イベントが開催されるタイミングは ChromeOS 129 リリースの少し前になるため、おそらく129以降で利用できる機能について取り上げられると思われます。ただ、現状では AI の機能もブラウザ上に限られているため、そのままでは Chrome のリリースと同じになってしまうことから、何か別の新発表があるかもしれません。
現時点では確認できる Chrome 129 の AI 関連の新機能は、「Tab compare」と呼ばれる複数のタブにある商品の概要を AI で生成して1箇所に表示する機能くらいです。ただ、これは米国のみとなっていて、ChromeOSは含まれていない可能性があります。あとは ChromeOS 130 では、高解像度の生成壁紙と会議背景が利用できるようになるため、将来の機能を先行して紹介するかもしれません。
いずれにしても24日には明らかになりますので、新しい Chromebook や新機能の発表が楽しみです。