MediaTek が今年5月に発表した新しい Chromebook 向けチップセット Kompanio 838 を搭載する Chromebook は Lenovo が最初にリリースすることは確認されていましたが、今回はそのデバイスに関する情報が明らかになりました。
この情報は Chrome Unboxed が共有したもので、cros.tech と Chromium Dash に掲載されている ChromeOS アップデートの情報から「Ciri」のボード名を発見し、そのボートを採用したデバイスが「Lenovo Chromebook Duet (11”, 9)」および「Lenovo Chromebook Duet EDU G2」であることを確認しました。
海外では Duet 3 や Duet 5 といった呼び方をしており、IdeaPad Duet Chromebook という命名規則を採用していたものが、今回のモデルからシンプルな Chromebook Duet になるようです。
さて、ここで X ではすでにお伝えしていますが、「Lenovo Chromebook Duet EDU G2」という名称で MediaTek Kompanio を採用していることは確認できているけど、細かい仕様については明らかにされていなかった Chromebook が、実は今年5月に行われた教育総合展(EDIX)で置いてありました。
これが同じ仕様であるかはわかりませんが、Lenovo の未発表(正式発売前)のデバイスで、アスペクト比16:10を採用した10.95インチのタブレットデバイスかつ MediaTek Kompanio チップセットを搭載しているとすれば、ほぼこのデバイスのことだと思います。
また、私が実際に撮影している写真は教育向けモデル(EDU G2)なので、堅牢性を高めてペンを収納しておけるカバーがついており、コンシューマー向けの Chromebook Duet とは異なる可能性があります。もちろん、このデバイスも着脱式キーボードを採用しています。
なお、確認できた範囲ではタブレット本体とケースをつけて約800g〜の重さ、5MPのフロントカメラでプライバシーシャッター付き、バッテリー駆動時間は約10時間、USB-C ポートが2つ搭載されていました。
ということは、もし Lenovo は近いうちに Lenovo Chromebook Duet を海外市場で一般ユーザー向けに発表し、その後は日本でも Lenovo Chromebook Duet EDU G2 と合わせて発表・発売する可能性は高いと思われます。具体的な時期は不明ですが、9月から10月にかけて発表するパターンが多いので、そこに期待ですね。