先日から販売を開始している Google Pixel 8a が DxOMark のカメラランキングに登場しており、カメラテスト結果は総合スコアで 136 となっており、Samsung Galaxy S24 などを上回る結果となりました。
ただし、Google Pixel 8 や Apple iPhone 15 シリーズなどには追いつけておらず、主に静止画では高評価を得ていますが、それらのデバイスと比べて専用の望遠カメラがないことによって中〜遠距離のズームで画質が悪くなる、動画もそこまで良くはないなど、得意な点と苦手な点がはっきりと分かれた評価となりました。
Pixel 8a のカメラは、正確な自動露出機能や高コントラスの撮影、動画撮影におけるニュートラルホワイトバランス、ビデオ安定化と正確かつ安定したオートフォーカスのパフォーマンスも評価されています。全体的に写真とズームに関しては Pixel 8 に近づいたようですが、望遠と動画に関しては Pixel 7a と変わらないかそれよりも劣るとしています。
この他にも細かい欠点が指摘されていますが、Pixel 8a は基本的に望遠を使わない写真撮影では良い成績であるとしています。DxOMark における Pixel 8a のランキングは、カメラで33位、ハイエンドスマートフォンカメラでは2位となっていて、先代の Pixel 7a よりも上位にランクされています。一方、カメラランキングの上位は少なくとも Pixel 8a の倍近い価格のスマートフォンがほとんどです。
そのため、Pixel 8a は手頃な価格のスマートフォンでキレイな写真撮影をしたいユーザーには良い選択肢となります。しかし、動画撮影やズームを必要とするのであれば、Google Pixel 8 シリーズやそれ以外のフラッグシップスマートフォンを検討するほうが良いと思います。
私も実際に Pixel 8a を使ってみて、思っていたよりも写真は綺麗に撮影できていると感じます。試していた範囲では Pixel 7a よりも良く、Pixel 8 とそこまで変わらないという印象だったので、今回のテスト結果は納得です。
テストの詳細については DxOMark の Google Pixel 8a カメラテストをご覧ください。
