ASUS は英国で開催されている教育向けイベントの BETT 2024 にて、最新の CR Chromebook シリーズおよび CZ Chromebook シリーズを発表しました。これらのシリーズには11インチと12インチモデルが含まれており、それぞれ CR1204 と CR1104、CZ1204 と CZ1104 があります。
プレスリリースで全てを確認することはできませんが、公式サイト等の情報ではクラムシェルとフリップタイプも用意されていることから合計8モデルになる可能性があります。ただ、現時点では12インチモデルの4つしか確認できなかったので、まずはそれらを紹介しておきます。
CZ12 (CZ1204C) / CZ12 Flip (CZ1204F)
まずは12インチモデルの ASUS Chromebook CZ12 CZ1204C と ASUS Chromebook CZ12 Flip CZ1204F です。名前のとおりクラムシェルタイプとフリップ(コンバーチブル)タイプの2つです。
モデル | CZ12 CZ1204C | CZ12 Flip CZ1204F |
---|---|---|
ディスプレイ | 12.2インチ 1920×1200 広視野角 アンチグレア [OP] タッチ | 12.2インチ 1920×1200 広視野角 グレア タッチ |
CPU | Kompanio 520 | |
RAM | 4GB 8GB | |
内部ストレージ | 64GB eMMC 128GB eMMC | |
外部ストレージ | – | |
ポート | USB-C ×1 USB-A ×2 HDMI ×1 3.5mm Audio Jack | |
Webカメラ | 720p HD スライドカバー | |
アウトカメラ | – | 5MP |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 [OP] 4G-LTE | |
バッテリー | 50WHrs | |
その他 | MIL-STD 810H ラバーバンパー 防滴キーボード 抗菌仕様 | |
サイズ | 296.9×213×21.1mm | |
重さ | 1.3kg | 1.42kg |
どちらも12.2インチで1920×1200解像度を採用している点が大きなポイントです。また、オプションで4G-LTEをサポートするため校内だけでなくWi-Fiのない場所や課外授業、自宅などでも授業や課題に取り組むことができます。
本体の側面はラバーバンパー、持ち運び時に握りやすいよう底面にゴム製のバーを備え、天板等平面には指紋汚れのつきにくいマイクロディンプル加工、MIL-STD 810Hに準拠した堅牢性、防滴キーボード、ASUS独自の抗菌ガードテクノロジーなどが採用されています。
なお、クラムシェルのCZ1204Cはベースは非タッチモデルですがオプションでタッチを選べます。フリップタイプには5MPのアウトカメラが搭載(キーボード面の上側/ファンクションキーの上の位置)されています。
それ以外はポートやバッテリー、選べる構成などは共通しているため、クラムシェルかフリップ(アウトカメラ付き)で選択することになります。
CR12 (CR1204C) / CR12 Flip (CR1204F)
続いて CR シリーズの12インチモデル ASUS Chromebook CR12 CR1204C と CR12 Flip (CR1204F)です。こちらもクラムシェルとフリップ(コンバーチブル)タイプで、どちらのモデルも基本構成は共通しています。
モデル | CR12 CR1204C | CR12 Flip CR1204F |
---|---|---|
ディスプレイ | 12.2インチ 1920×1200 広視野角 アンチグレア [OP] タッチ | 12.2インチ 1920×1200 広視野角 グレア タッチ |
CPU | Intel N100 | |
RAM | 4GB 8GB 16GB | |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC | |
外部ストレージ | – | – |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI ×1 3.5mm Audio Jack | |
Webカメラ | 720p HD スライドカバー | |
アウトカメラ | – | 13MP |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 [OP] 4G-LTE | |
バッテリー | 50WHrs | |
その他 | MIL-STD 810H ラバーバンパー 防滴キーボード 抗菌仕様 | |
サイズ | 296.9×213×21.1mm | |
重さ | 1.33kg | 1.46kg |
CZシリーズとは異なり、インテル N100 プロセッサを搭載して最大16GBRAMと128GBストレージモデルを選ぶことができます。ポートにUSB-Cポートが1つ追加されていることも違いです。
2つのモデルの間では、ディスプレイのタッチ有無とノングレア・グレアの違い、アウトカメラが搭載されているかどうかです。さらにこのモデルのアウトカメラは13MP高画素なことも特長です。
CZシリーズがより安価な選択肢だとすれば、CRシリーズは快適さや作業効率などを求めるユーザー向けとなります。生徒がCZシリーズ、性能が必要なケースや教師はCRシリーズということになりそうです。
11インチモデルは不明
冒頭でもお伝えしたように記事執筆時点では11インチの CR1104 および CZ1104 に関する詳細を確認できませんでした。
プレスリリースの説明からすると、12インチモデルそれぞれのサイズ違い(ディスプレイ解像度が1366×768)になると思われます。ただ、そうするとすでにN100搭載のCR11 (CR1102)が存在するので、また違う構成である可能性も有り得ます。こちらは確認でき次第、改めて紹介します。