Google は先日からサポートされている Chromebook に対して Stable 最新版となる ChromeOS 119 へのアップデートを展開しています。このアップデートによって ChromeOS 119.0.6045.158 へと更新され、セキュリティ修正やバグ修正だけでなく、いくつかの新機能も追加されました。
まず、ChromeOS 119 にアップデートすると気づくのは Chrome ブラウザのブックマークやメニュー、タブストリップなどの調整で、全体の見た目も Material You デザインに変更されました。すでに他のOSで展開されている Chrome ブラウザの最新版と同じです。
一方、新機能に関しては Chromebook Plus デバイス向けとして Google ドライブのファイル同期オプションが追加されました。これは Chromebook Plus デバイスで[設定] > [ファイル] > [Google Drive] にアクセスすることで、以下のようなオフラインでのファイル同期を利用できます。
ファイル同期を有効にすると、Googleドライブのマイドライブに保存されてるファイルがChromebookのローカルで自動的に同期されるようになるため、インターネット接続がなくてもドライブ内のファイルにアクセスできるようになります。当然、有効にするとChromebook内のストレージを消費しますので、注意してください。
また、同じく[設定]の[セキュリティとプライバシー]に[プライバシー管理]というページが追加されました。このページではマイク、カメラなどのデバイスアクセスを管理できます。
カメラとマイクへのアクセスの許可、ミュートの通知、ChromeOSのフィードバックデータの自動送信の切り替えといった項目が表示されています。
この他には ChromeOS 119 になったことで、タブグループの保存、同期、読み込みが可能になりました。ただし、この機能を利用するためにはフラグ chrome://flags#tab-groups-save を有効にする必要があります。
フラグを含めるとおそらくもう少し追加・変更点があると思いますが、ChromeOS 119へのアップデートでいまのところ確認できているのは以上となります。
次の ChromeOS 120 へのメジャーアップデートは2024年1月4日が予定されていますが、Chromebook Plus 向けのいくつかの新機能は2023年内とGoogleが発表しています。おそらく来月12月には、いくつかの新機能が登場すると思われますので、対象となる Chromebook Plus デバイスユーザーは期待して待ちましょう。
