ASUS JAPANがコンシューマー向けChromebookの新モデルとして、14インチの「ASUS Chromebook Flip CM14 (CM1402F)」および「ASUS Chromebook CM14 (CM1402C)」、11.6インチの「ASUS Chromebook CX1 (CX1102)」のリリースを発表しました。いずれも2023年5月18日から発売となります。
今回の3モデルうち14インチの2モデル「ASUS Chromebook CM14 / Flip CM14」 には、MediaTekの新しいエントリークラスチップセットのKompanio 520が搭載されています。11.6インチの「ASUS Chromebook CX1 (CX1102)」は、現行モデルからCPUがCeleron N5100にアップグレードされ、最大8GBRAMと最大64GB eMMCストレージを選択することができます。
「ASUS Chromebook CM14 / Flip CM14」 と 「ASUS Chromebook CX1 (CX1102)」のスペックは次のとおりです。
ASUS Chromebook CM14 / Flip CM14
CM14 Flip | CM14 | |
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 グレア タッチ対応 | 14インチ 1920×1080 ノングレア タッチ非対応 |
CPU | Kompanio 520 | Kompanio 520 |
RAM | 8GB LPDDR4X | (4GB) 8GB LPDDR4X |
内部ストレージ | 64GB eMMC | (32GB eMMC) 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 Audio Jack | USB-C ×2 USB-A ×1 Audio Jack |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Webカメラ | 92万画素 | 92万画素 |
バッテリー | 最大12.1時間 | 最大14.2時間 |
その他 | [OP]本体収納式USIペン MIL−STD 810H ASUS独自抗菌機能 | MIL−STD 810H ASUS独自抗菌機能 |
サイズ | 324.6×226.7×20.8mm | 324.6×226.7×20.8mm |
重さ | 1.56kg | 1.45kg |
価格 | 69,800円 | 49,800円 |
どちらも14インチのフルHDディスプレイを搭載していますが、「Flip CM14」がタッチスクリーンに対応したグレア液晶を採用していますが、「CM14」はタッチ非対応のノングレア液晶となっています。この点が影響したためか、バッテリー駆動時間と本体重量にもわずかに違いがあります。
この他の構成は共通していますが、「Flip CM14」のみ本体収納式USIペンを搭載したモデルを選ぶことができます。プレスリリースではUSIペンの有無で価格差は見られないため、できることならペン付きモデルを選ぶほうが良いでしょう。
ちなみにプレスリリースの画像は英語配列ですが、日本国内で販売されるモデルは日本語配列キーボードとなります。
価格はノングレア・非タッチの「CM14 (CM1402C)」が49,800円、グレア・タッチ対応(+ペン)の「Flip CM14 (CM1402F)」が69,800円です。現在の国内市場価格を考えれば妥当な範囲だと思います。
なお、「CM1402C」に関してAmazonのみで取り扱われる4GBRAM/32GBストレージモデルが46,800円でとなっています。
ASUS Chromebook CX1 (CX1102)
CX1 CX1102 | |
ディスプレイ | 11.6インチ 1366×768 ノングレア タッチ非対応 |
CPU | Celeron N5100 |
RAM | 4GB LPDDR4X 8GB LPDDR4X |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 Audio Jack |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
Webカメラ | 92万画素 |
バッテリー | 最大10.1時間 |
その他 | MIL−STD 810H ASUS独自抗菌機能 |
サイズ | 292×205.3×19.13mm |
重さ | 1.21kg |
価格 | 4GBRAM/32GBストレージ: 42,800円 8GBRAM/64GBストレージ: 49,800円 |
続いて「ASUS Chromebook CX1 (CX1102)」ですが、このモデルはすでに同じ名前でCeleronを搭載舌モデル(前モデル)が存在していますので、購入時には間違えないようにしましょう。
新しい「Chromebook CX1 CX1102」は、11.6インチにノングレア・非タッチのHD解像度ディスプレイ、CPUはCeleron N5100へとアップグレードされ、4GB RAM/32GB eMMCストレージモデルと8GB RAM/ 64GB eMMCストレージモデルの2モデルがラインナップされます。
11.6インチでMIL−STD 810Hの堅牢性を備えつつ1.21kgと比較的軽量で、かつCeleron N5100を搭載して最大8GBRAMを選べるモデルというのは国内では非常に限られています。そのため、持ち運びをメインにしつつそれなりの性能が必要である場合には良い選択肢になると思います。
価格は4GBRAM/32GBストレージモデルが42,800円、8GBRAM/64GBストレージモデルが49,800円となっていて、現行モデルと大きく価格差はないこともポイントです。
ちなみにAmazonではすでに限定モデルが登場しているようで、8GBRAM/32GBストレージモデルが42,800円となっています。クラウドベースでデータを保存することが多ければこちらのモデルが狙い目ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
なお、ASUSは先日にも国内文教・法人向けとして「ASUS Chromebox 5」をリリースしています。