現在開発中のデバイスである「Geralt」というChromebookタブレットに関して、これまでいくつかの情報をお伝えしていますが、今回の発見ではこの「Geralt」にはSDカードスロットが搭載される可能性があることがわかりました。
「Geralt」はMediaTek MT8188 チップセットを搭載するChromebook タブレット のベースとして開発されており、これまで11インチの高解像度ディスプレイやイヤホンジャック、カメラは過去のChromebookタブレットよりも優れているものが搭載される可能性があることがわかっています。
ほとんどのタブレットデバイスではUSB-Cポートが一つしかなく、ハイエンドモデルになるにつれてSDカードスロットやイヤホンジャックはなくなる傾向があります。Chromebook タブレットに関しても同様で、一部の上位モデルにはUSB-Cポートが2つありますが、イヤホンジャックやSDカードスロットはありません。過去に販売されていたエントリークラスのタブレットはイヤホンジャックがあってもUSB-Cポートは1つしかなかったりSDカードスロットがなかったりしました。
しかし「Geralt」にはSDカードスロットのサポートがあることはほぼ確実です。もちろんすべての派生機種が採用するとは限りませんが、少なくともSDカードスロットを搭載する準備は整っているようです。なお、SDカードスロットと表現していますが、microSDカードを示す可能性もありますのでその点はご注意ください。
MT8188がどの程度の性能になるかは不明ですが、おそらくエントリークラスのChromebookタブレットとしてリリースされると予想されます。そのためストレージ容量が32〜128GB eMMCなどが中心となる可能性があるため、ローカルファイルを扱いたいユーザーにはSD(microSD)カードによるストレージ拡張は嬉しい変更点だと思います。
「Geralt」ベースのモデルがどんなChromebookタブレットになるか楽しみですね。
Source: Chrome Unboxed