昨年9月、GoogleはChromeOS 105でChromebookがタッチスクリーンに非対応であったとしてもAndroidのゲームアプリをキーボード操作でコントロールできる機能(game controls feature)のアルファ版を導入しました。この時点では限られたアプリでしか機能の設定が表示されませんでしたが、現在のChromeOS Canaryでは全てのAndroid ゲームアプリで表示されるようになったことが報告されました。
これはChrome Unboxedの報告によるもので、ChromeOS Canaryでフラグ #arc-input-overlay-beta を有効にすることによって、様々なAndroid ゲームアプリでキーのマッピングを編集したり表示・非表示にするといったフローティングウィンドウが表示されるようになります。
ただし、現時点では開発中のため変更しようとするChromeOSがクラッシュして再起動するとしており、正常に機能しているわけではないようです。とは言え、Googleがゲーム用の機能の開発に継続して取り組んでいるというのは朗報だと思います。
ChromebookでAndroidのゲームアプリをプレイする場合は、アプリ側の対応の問題もありコントローラーやキーボード&マウスの操作に対応していないものがほとんどです。またタッチ操作に対応していないとそもそもゲームプレイができないという問題もありました。それらをOS側からキーボード&マウスでタッチ操作をシミュレートできるようになれば、より手軽にゲームで遊べるようになるので期待したい機能ですね。