Acerは教育市場向けとして、環境に配慮した素材を採用する「Chromebook Vero」シリーズの新モデルとなる「Acer Chromebook Vero 712」を発表しました。また同じく教育市場向けとして「Chromebook 511」、「Chromebook Spin 511」、「Chromebook Spin 512」の新モデルも発表し、合計4台のリリースが明らかにされました。
これら4つのモデルはすべてMIL-STD 810Hに準拠した設計となっていて、金属メッキのIOポートや防滴キーボードなどを備えています。また、Spinの2機種はインテルの新しいNシリーズプロセッサとオプションでLTEにも対応します。
現時点で明らかにされている「Acer Chromebook Vero 712」のスペックは次のとおりです。
Acer Chromebook Vero 712
ディスプレイ | 12インチ 1366 × 912 |
CPU | Celeron 7305 Pentiun Gold 8505 Core i3-1215U |
RAM | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC |
外部ストレージ | |
Webカメラ | 720p 物理シャッター付き |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 3.5mm Audio jack |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | MIL-STD 810H |
価格 | 429.99ドル〜 |
昨年リリースされた「Chromebook Vero 514」とは異なり、新しい「Chromebook Vero 712」は3:2のアスペクト比を採用した12インチディスプレイを備え、1366×712という解像度を採用しています。
インテル第12世代のCore i3まで対応し、最大8GBRAMと最大128GBストレージを搭載でき、これまでの教育市場向けモデルに比べてハイエンド寄りになっていることも特長です。MIL-STD 810Hに準拠し、落下試験や圧力試験などが行われているため、教育現場での利用に向けて頑丈な設計になっています。
また環境に配慮した素材で作られていることも特長で、リサイクルされたプラスチックはシャーシに30%、キーキャップに50%が使用されています。
米国では4月に発売予定となっており、価格は429.99ドルからとなります。
Acer Chromebook 511 / Spin 511 / Spin 512
続いて新しくなった「Chromebook 511 / Spin 511」と「Chromebook Spin 512」のスペックは次のとおりです。
511 | Spin 511 | Spin 512 | |
ディスプレイ | 11.6インチ 1366×768 | 11.6インチ 1366×768 | 12インチ 1366 × 912 |
CPU | Intel N100 Intel N200 | Intel N100 Intel N200 | Intel N100 Intel N200 |
RAM | 4GB 8GB | 4GB 8GB | 4GB 8GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC 64GB eMMC | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC | 32GB eMMC 64GB eMMC 128GB eMMC |
外部ストレージ | MicroSD | MicroSD | MicroSD |
Webカメラ | 720p 物理シャッター付き | 720p 物理シャッター付き [OP] 8MP ワールドカメラ | 720p 物理シャッター付き[OP] 8MP ワールドカメラ |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 3.5mm Audio jack | USB-C ×2 USB-A ×1 3.5mm Audio jack | USB-C ×2 USB-A ×1 3.5mm Audio jack |
バッテリー | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
その他 | MIL-STD 810H [OP]LTE対応 | MIL-STD 810H [OP]LTE対応 [OP]本体収納 USIペン | MIL-STD 810H [OP]LTE対応 [OP]本体収納 USIペン |
価格 | 379.99ドル〜 | 449.99ドル〜 | 499.99ドル〜 |
現在リリースされているモデルのCPUアップグレード版という位置づけと理解して良さそうで、CPUは新しいインテルのNシリーズを選択可能となっています。また、いずれのモデルも組み込みの4G-LTEを選択することもできるため、場所を制限せずに活用することが可能です。
コンバーチブルのSpinモデルには、オプションで本体収納式USIペンを搭載することもでき、メモやスケッチにも活用できるだけでなく、リアカメラとして利用可能なワールドフェイシングカメラのオプションもあります。このあたりも含めて、現行モデルからアップグレードされた点と見てよさそうです。
これら3つのモデルも米国では4月に発売予定となっていて、「Chromebook 511」が379.99ドルから、「Chromebook Spin 511」は449.99ドルから、「Chromebook Spin 512」は499.99ドルから販売されます。
4つのモデルとも日本でのリリースについてはまだわかりませんが、教育市場向けの現行モデル置き換えということであれば発売される可能性は高いと思われます。