CES 2023にてASUSは新しいゲーミングChromebookとして、14インチの「ASUS Chromebook Vibe CX34 Flip (CX3401)」を発表しました。なお、一部の国では「ASUS Chromebook Flip CX3 CX3401」と以前のシリーズ名のままで表記されています。
このモデルは日本国内でも発売されている「Chromebook Vibe CX55 Flip (CX5501)」の兄弟機と言える立ち位置ですが、アスペクト比が16:10になっていたりRGBバックライトキーボードを備えるなど、より完成されたと言ってもよい機種です。
発表時点で明らかにされている「ASUS Chromebook Vibe CX34 Flip (CX3401FBA)」のスペックは次のとおりです。
スペック
ディスプレイ | 14インチ 1920×1200 144Hz タッチ対応 |
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
RAM | 8GB 16GB |
内部ストレージ | 128GB SSD 256GB SSD 512GB SSD |
外部ストレージ | microSD |
Webカメラ | -(プライバシーシャッター付き) |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×1 HDMI ×1 3.5mm jack |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | RGBバックライトキーボード アンチゴーストキー MIL-STD 810H準拠 本体収納式スタイラスペン |
サイズ | 319.5 x 234.9 x 20.9mm |
重さ | 1.81kg |
名前のとおり「Flip CX3400」の流れを汲むため14インチのコンバーチブルタイプとなっていて、ディスプレイの144Hzリフレッシュレートサポートは「Vibe CX55」と同じですが、アスペクト比が16:10(1920×1200)を採用し、テンキーレスになったことや筐体が白色な点が「CX55」と異なるポイントです。
また、キーボードはWASDキーがオレンジ色のアクセントカラーになっていて、アンチゴースト機能も搭載、さらに4ゾーンのRGBバックライトを備えています。
CPUは最大でインテル第12世代のCore i7-1255Uを搭載、最大16GBRAMと最大512GB SSDとなっていて、ハイエンドなChromebookとなりますが指紋センサなどは搭載していません。ポートも充実しており、本体収納式スタイラスペンも備えているため、普段使いやゲームはもちろん学校やビジネスでも対応はできると思います。
ただ、MIL-STD 810Hの堅牢性規格に準拠しているためか重さが1.81kgと14インチにしてはかなり重たいので、持ち運びというより据え置きで使う人向けのChromebookと考えたほうが良さそうです。
ちなみにゲームに関しては、Windowsなどとは異なりローカルでのゲームプレイではなくGeForce NOWなどのクラウドゲームサービスを利用することが前提であることにご注意ください。もしくはAndroidアプリのゲームですが、アプリ側がChromebookに対応していない場合もあるため、こちらも注意が必要です。
価格と販売時期
最後に「ASUSChromebook Vibe CX34 Flip (CX3401)」の価格と発売時期についてですが、記事執筆時点では明らかにされていませんでした。そのため日本でのリリースについては不明ですが、「Flip CX3(CX3400)」や「Vibe CX55 Flip」が発売されていますので、いずれ「CX34 Flip」も販売される可能性は高いと思います。
一応、ドイツのAmazonではベースモデルが799ユーロ(約11万円)、最上位モデルが1,099ユーロ(約15.4万円)となっていました。過去の傾向からそれぞれ799ドルと1,099ドルに置き換えても問題ないと思いますので、その場合で考えると単純換算で約10.5万円と約14.5万円になります。日本でリリースされるとしたら「Vibe CX55 Flip」と近い価格設定になるので、このあたりが落とし所になるかと思います。
製品の詳細はASUS公式サイト(英語)をご確認ください。