Googleは「Steam for ChromeOS」のテストプログラムを拡大し、これまで一部のハイエンドモデルに限られていた対象デバイスから、インテル Core i3 と AMD Ryzen 3 プロセッサを搭載したChromebookでもテストプレイができるようにします。ただし、拡大された対象デバイスも”一部の”とされる点に注意してください。
今年の3月にChromeOSデバイス上でゲームプレイをするための「Steam for ChromeOS」をリリースしましたが、第11世代のCore i5やi7、最小8GBRAMなど一部のハイエンドChromebookに限られていました。その後、テストをアルファからベータへと移行するにあたり最小要件が緩和される可能性があると報告されています。
そして今回の報告によって、Core i3とRyzen 3を搭載したChromebookでもSteamを簡単にインストールできるようになりますが、Core i3はインテル第11世代に限られている点に注意が必要です。Ryzenに関してはとくに制限はないようです。
8GBRAMという最小要件は変わっていないようですが、第11世代Core i3を搭載するほとんどのモデルは8GBRAM以上になっていると思いますので、これ自体に問題はないかと思います。
一方で、ベータ版のSteam for ChromeOSに参加するためにはChromeOS Dev チャンネルに切り替える必要があるため、メインデバイスで行うには少々リスキーかと思います。またこの変更自体はこれから反映されるため、実際にテストするまでにはもう少し時間がかかります。
先日、Googleがクラウドゲーミング向けのゲーミングChromebookとして3機種をリリースしていますが、これらのデバイスも今後はSteam for ChromeOSによるゲームプレイに対応します。もちろん、ローカルでどこまで重たいタイトルをプレイできるかは別ですが。
GoogleがChromebookを使ってライトゲーマー層を取り込みたいという狙いが見えますが、Chromebookを使うことでGeForce NOWなどと組み合わせて低コストなゲーミングデバイスを手に入れることができると言えますので、悪い話でもないと思います。
Source: 9to5Google