AcerがCES 2022にて発表した、MediaTekの最新チップセットとなるKompanio 1380を搭載する「Acer Chromebook Spin 513(CP513-2H)」が、米国Amazonのフルフィルメントで販売を開始しています。
本体価格は615ドルとなっていて、日本への直送にも対応していますので送料等を加えるとおよそ700ドル、この記事を執筆している時点(2022/05/31)でのドル円換算だと約92,000円となります。なかなかの価格設定になってしまうので悩ましいところですが、販売されているモデルは8GBRAM/128GB eMMCストレージの上位モデルのため、性能とドル価格で考えれば悪くはありません(ドル円が悪い)。
MediaTek Kompanio 1380の実力が気になるところですが、海外レビューなどを見た限りではかなり期待できる仕上がりのようで、インテル第10世代のCore i5並みの性能は発揮してくれることが期待されます。また、「Acer Chromebook Spin 513」は他の面でも優れていて、アスペクト比3:2の13.5インチディスプレイ(2256×1504)、2つのUSB-Cと1つのUSB-Aポート、microSDカードスロット、ノイズリダクション付きWebカメラ(720p)、Wi-Fi 6とBT5.2のサポートなど、これまでの非力な印象のMediaTekとは違います。
全体的に期待はできますが、価格を考えてしまうと日本で正規販売されている「Acer Chromebook Spin 713」でも良い気がします。日本でも販売される可能性はありますが、価格がどうなるかは心配なところ。それでも海外モデルよりも安くなることはないと思いますが…。現状、どうしても新モデルが欲しいと思う人や英語配列が必要な人以外は様子見し、国内販売価格を見てから手を出すことをおすすめします。
ちなみに日本で販売されている「Spin 513」はSnapdragon 7cを搭載する14インチモデルですので、お間違いないように。
スペック
Acer Chromebook Spin 513(CP513-2H) | |
ディスプレイ | 13.5インチ IPS 2256 x 1504 |
CPU | MediaTek Kompanio 1380 |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 128GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C x2 USB-A x1 イヤホンジャック |
ネットワーク | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | MIL-STD 810H バックライトキーボード |
サイズ | 299.97 x 234.95 x 16.25mm |
重さ | 約1.29kg |