今年の1月後半、Chromebookに「アダプティブ充電」機能が追加される可能性についてお伝えしています。このアダプティブ充電はAndroidのPixelデバイスでお馴染みですが、電池の劣化を防ぐためにバッテリーの使用量や充電パターンを学習し、デバイスのバッテリー寿命を延ばすといった機能です。
これまでChromebookに追加されるかも、という話で止まっていましたが、現在はChromeOS Canaryにて”Enable adaptive charging feature”というフラグが追加され、機能を有効にできるようになりました。
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chrome://flags#adaptive-charging を有効にすることで設定アプリの[デバイス]>[電源]内に、”アダプティブ充電”という設定項目が追加されます。
ここの説明書きでは、「バッテリーを80%前後に保つ」ことと「電源から取り外すいつもの頃合いでバッテリーが完全に充電」といった2つの機能を備えていることがわかります。
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手持ちのデバイス(Google Pixelbook)で実際に試してみましたが、フラグをオンにしても普通に100%まで充電されてしまったので、条件が合わなかったのかまだ機能していないようです。また、現時点では項目内の”説明”をクリックしても空白のタブが表示されるだけとなっています。将来的にはGoogleのChromebook ヘルプなどにリンクする可能性があります。このあたりはまだ開発中ということで仕方ありません。
このアダプティブ充電機能が正式にリリースされるタイミングはわかりませんが、長時間デバイスを電源に接続しっぱなしで作業するユーザーにとってはありがたい機能だと思いますので、リリースを期待したいですね。
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