Chromebookのアダプティブ充電サポートがCanaryで追加されました

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今年の1月後半、Chromebookに「アダプティブ充電」機能が追加される可能性についてお伝えしています。このアダプティブ充電はAndroidのPixelデバイスでお馴染みですが、電池の劣化を防ぐためにバッテリーの使用量や充電パターンを学習し、デバイスのバッテリー寿命を延ばすといった機能です。

これまでChromebookに追加されるかも、という話で止まっていましたが、現在はChromeOS Canaryにて”Enable adaptive charging feature”というフラグが追加され、機能を有効にできるようになりました。

#adaptive-charging

chrome://flags#adaptive-charging を有効にすることで設定アプリの[デバイス]>[電源]内に、”アダプティブ充電”という設定項目が追加されます。

ここの説明書きでは、「バッテリーを80%前後に保つ」ことと「電源から取り外すいつもの頃合いでバッテリーが完全に充電」といった2つの機能を備えていることがわかります。

手持ちのデバイス(Google Pixelbook)で実際に試してみましたが、フラグをオンにしても普通に100%まで充電されてしまったので、条件が合わなかったのかまだ機能していないようです。また、現時点では項目内の”説明”をクリックしても空白のタブが表示されるだけとなっています。将来的にはGoogleのChromebook ヘルプなどにリンクする可能性があります。このあたりはまだ開発中ということで仕方ありません。

このアダプティブ充電機能が正式にリリースされるタイミングはわかりませんが、長時間デバイスを電源に接続しっぱなしで作業するユーザーにとってはありがたい機能だと思いますので、リリースを期待したいですね。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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