Lenovoがついにビジネス向けの新型Chromebookとして「Lenovo ThinkPad C14 Chromebook」を海外で発表しました。「C13 Yoga Chromebook」と同様にアビスブルーカラーのアルミニウム筐体を採用していますが、C13とは違い「Yoga」の名前がないことから察するとおり「ThinkPad C14 Chromebook」はクラムシェルタイプのChromebookとなります。
主にビジネス向け(エンタープライズ向け)であるため、Intel vProプラットフォームのセキュリティやTitan Cセキュリティチップ、Chrome Enterprise Upgrade(CEU)、ゼロタッチ登録、Lenovo ThinkShild、指紋センサ、Webカメラシャッター、MILスペック準拠といったものが付属します。
スペック
ディスプレイ | 14インチ IPS 1920×1080 (OP)タッチスクリーン |
CPU | 最大で第12世代Core i7 vPro |
RAM | 最大16GB |
内部ストレージ | 最大256GB SSD ※最大128GB eMMCもあり |
外部ストレージ | microSD |
ポート | (vPro) USB-C(Thunderbolt 4) ×2 (vPro以外) USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI ×1 3.5mmオーディオ |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth (OP)LTE |
カメラ | 1080p / プライバシーシャッター |
バッテリー | 57Whr 65W急速充電 |
その他 | 指紋センサ バックライトキーボード |
サイズ | 25.4 x 217 x 19.83 mm |
重さ | 1.56kg |
「ThinkPad C13 Yoga」はAMDのRyzenチップセットを採用していましたが、新しい「ThinkPad C14」はインテルの第12世代チップセットを採用し、最大でCore i7のvProをサポートしています。「C13」のRyzenは電源駆動時とバッテリー駆動時の性能差が問題となりましたので、「C14」ではその心配はせずに済みそうです。
「ThinkPad C14 Chromebook」のなかでも、vPro対応はUSB-C/Thunderbolt 4 ポートが2つ、そうでない場合はUSB-Cポートが2つになっているなどの違いもあるほか、オプションでLTEをサポートする点は前モデル「C13 Yoga」との違いにもなります。
また「ThinkPad」の名前のとおり、今回も赤いポッチのトラックポイントが搭載されていて、キーのデザインもThinkPadらしいものとなっていますが、Chromebookとしては珍しくキー配置もWindowsのThinkPadに近いものとなっていることが特長です。
ただ相変わらずFnキーなどがあるわけではなくChromeOSのキーに準拠したものとなっているため、リモートで他のOSに接続したときなどの使い勝手は大きく変わるわけではなさそうです。
かなりビジネスモデルらしい、ThinkPadらしい仕上がりとなった「Lenovo ThinkPad C14 Chromebook」ですが、価格は629ドルからとされているもののPentiumモデルである可能性が高いと予想され、Coreシリーズを搭載するモデルがいくらになるのかが気になるところです。
海外では6月から購入可能になるとしていますので、入手できるようになれば改めてお伝えしたいと思います。ちなみに日本での販売についてはいまのところ明らかにされていませんが、現行「C13 Yoga」も遅れて登場していますので、海外リリースの後に遅れて登場すると予想しています。