本日、HPがエンタープライズ向けとなる新しいChromebookを2機種、「HP Elite c645 G2 Chromebook Enterprise」と「HP Elite c640 G3 Chromebook Enterprise」を海外で発表しました。
どちらも最新世代のCPUを採用していますが、「Elite c645 G2 Chromebook」はAMD Ryzen 5000Cシリーズプロセッサ、「Elite c640 G3 Chromebook」にはインテル第12世代プロセッサとIntel vProプラットフォーム搭載となっています。
現在わかっているそれぞれの機種のスペックを以下にまとめておきますが、2つのモデルはスペックの違いはあれど外装(デザイン)はポートも含めてほぼ同じとなっています。
HP Elite c645 G2 Chromebook Enterprise
- 14インチ IPS アンチグレア
- 1366×768 or 1920×1080
- (OP) タッチスクリーン
- (OP) HP SureView Reflect
- (OP) 400nits or 1000nits(おそらくSureViewモデル)
- AMD Ryzen 3~7 (5000cシリーズ)
- 最大16GBRAM / 最大512GB SSD
- microSDカードスロット
- Wi-Fi 6E
- USB-C ×2、USB-A、HDMI、ヘッドホンジャック
- (OP) LTEサポート
- 指紋センサ / MIL-STD 810H / 高速充電
- スマートカードリーダー
- 5MP Webカメラ / プライバシーシャッター
- 323mm×221mm×19.9mm
- 1.54kg
- 2030年6月までの自動更新ポリシー
エンタープライズらしい性能と機能を選択できるようになっていますが、相変わらず重さが1.54kgと重めなところが気になります。それとディスプレイが気になるところですが、おそらく「x360 13c」などと同じくSureView対応モデルが1000nits、そうでないモデルが400nitsになると思われます。
「Elite c645 G2」は559ドルから、6月に海外で発売予定となっています。
HP Elite c640 G3 Chromebook Enterprise
- 14インチ IPS アンチグレア
- 1366×768 or 1920×1080
- (OP)タッチスクリーン
- (OP) HP SureView Reflect
- (OP) 400nits or 1000nits(おそらくSureViewモデル)
- インテル第12世代 Celeron / Pentium / Core i3 ~ i7
- 最大16GBRAM
- 最大512GB SSD
- microSDカードスロット
- Wi-Fi 6E
- USB-C(TB4) ×2、USB-A、HDMI、ヘッドホンジャック
- (OP) LTEサポート
- 指紋センサ / MIL-STD 810H / 高速充電
- Intel vPro セキュリティ
- スマートカードリーダー
- 5MP Webカメラ / プライバシーシャッター
- 323mm×221mm×19.9mm
- 1.54kg
- 2030年6月までの自動更新ポリシー
「Elite c640 G3 Chromebook Enterprise」にはインテル第12世代のCeleron から Core i7までのプロセッサが選択できますが、それ以外の点では外装・デザインを含めてRyzen搭載モデルとほぼ同じです。主な違いとしては、Intel vPro対応であることやUSB-CポートがThunderbolt 4をサポートしている点が挙げられます。
こちらもエンタープライズ向けモデルとして十分な性能と機能を有していますが、ベースモデルの価格は509ドルからとRyzenモデルより手頃となっています。「Elite C640 G3 Chromebook Enterprise」は今月(5月)から発売される予定です。
現時点ではまだわかりませんが、前モデルが日本でも法人向けとして発売されていましたので日本にも投入されると予想しています。
ちなみにリリースの最後に、期待の「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」は今年の夏に1254ドルから、一般向けの「HP Elite Dragonfly Chromebook」も今年の夏に1149ドルから販売されることが書かれています。