先日、HPのフラッグシップモデル「HP Elite Dragonfly Chromebook Enterprise」に関して2,165ドルという価格のモデルが存在することをお伝えしていましたが、ようやく米国のHP公式ストアで選択できる構成とそれぞれの価格が明らかになりました。
例のごとく、米国公式ストアではカスタマイズ可能なのでいくつかの選択肢を試してみましたが…結論から言えば、現行モデル「HP Elite c1030 Chromebook Enterprise」よりも高い価格設定となっています。
まず、前回発見された2,165ドルという価格のモデルですが、ベースモデルとまで言いませんがCore i3-1215U/8GBRAM/256GBストレージ、アンチグレアのWUXGA+(1920×1280)ディスプレイという構成のモデルでした。
なおベースモデル(というよりオプション類も外す)は、上記CPUとRAMでストレージが128GBとなり、ディスプレイはグレアの2256×1504となって、2,006ドルです。
そしてフルオプションとして最上位のモデルは、アンチグレアのWUXGA+(1920×1280)ディスプレイ、Core i7-1265U/32GBRAM/512GBストレージ、5G対応(Intel 5000 5G Solution)の性能で3,244ドルとなりました。
Windowsノートパソコン並みといいますか、いかにエンタープライズ向けモデルといっても、Chromebookではあまり現実的な価格ではない印象です。とは言え、これはエンタープライズ向けであり一般向けのモデルと異なる立ち位置ですし、今後割引がかかる可能性もあります。
そしてEnterpriseのライセンスが必要ない一般向けモデルであれば、これより値段が下がることに間違いはありません。…下がったとしても、Chromebookとしては非常に高額なモデルです。
仮に日本で発売されたとしても、現状のままではベースのCore i3モデルでも10万円以上、最上位は20万は確実に超えてくると予想できます。期待はしていましたし、性能や機能はまさに求めていたものではありますが、ちょっと高すぎて手が出ない感じですね。
あと気になる点として、仮にいま米国で注文しても納期が今年10月となっている点です。今後変更されて早まるとは思いますが、まだ手を出すタイミングではなさそうです。
日本での正式発表にも期待していますが、価格がどうなるか心配です。あと今度は英語配列キーボードも選択できるようにしてくれたら嬉しいです。
スペックと価格について色々と試してみたい人は、米国公式ストアでカスタマイズして組み合わせることができますので、チェックしてみてください。
- HP Elite Dragonfly 13.5 Chromebook Enterprise PC – Customizable