今後登場するであろう機種のうち、AMDの次世代Ryzenシリーズを搭載するChromebookが開発されていることはお伝えしていますが、ついにRyzen 3 5125Cを搭載したChromebookのベンチマークがGeekbenchに登場しました。
今回ベンチマークが掲載されたモデルは「Guybrusy」をベースにした「Dewatt」というコードネームのもので、前回お伝えした開発状況で新たに追加された2モデルのうち一つとなります。
ベンチマークから「Dewatt」にはCPUはAMDのRyzen 3 5125Cと8GBRAMが搭載され、Android 11で動作していることがわかります。
スコアはシングルコアが839、マルチコアスコアが1957という結果になっています。
この数値はPentium N6000とCore i5-1130G7(ファンレス)の中間あたり、Core i3-1115G7よりもやや低いというものですので、ハイスペックとまではいかないけど、スタンダードモデルの中では上位に位置する性能と言えます。
これが現行のChromebookに搭載されているRyzen 3 3250Cからの置き換えられると予想されるわけですが、数値だけで見るとインテル第11世代のCore i3モデルよりも低く、Pentium N6000搭載モデルと大きく差はないと言われてしまうと、少々悩ましい立ち位置かもしれません。
しかし価格がそれらより安価であったり、Chromebookそのものがユニークであれば選択肢として悪くはなさそうです。
とは言うものの、現行のAMD Ryzen搭載Chromebookは電源接続時とバッテリー駆動時で性能差が生じていることがわかっていますので、このスコアがどちらの状態かによって、良し悪しが分かれそうです。
Source : Gadget Tendency