今月初め、米国特許商標庁(USPTO)が2020年8月に出願された、主にクリエイティブユーザーを対象とした新しいChromebookのコンセプトとなるGoogleの特許出願を公開しています。
この特許内ではキーボードが360度回転可能な円卓上に配置され、キーボードの向きを自由に変更できるようなデザインが描かれているほか、少なくとも1つのプログラマブルボタンが含まれ、トラックボールも搭載、カメラなどもあることがわかります。
また資料を見ると、回転可能なものはキーボードだけでなくトラックパッドも含まれているようです。
Patently Appleによれば、このデザインは右利き・左利きを問わず、スタイラスペンを使っている際にデバイスがフラットになるようにし、キーボードショートカットも同時に使用できるようにするためなど、クリエイティブな作業でも操作性を損なわないことを目指しているようです。
今のChromebookは、ペンを利用しやすくするにはタブレットモードにするのでキーボードは使えないですし、キーボードを使おうとしても邪魔になる可能性はあります。
今回の回転式キーボードであれば、例えば右手で描きながら左手でキーボードショートカットを使うという感覚になるので、確かにあれば便利そうな印象です。
ただ、出願資料を見ると四角のデザインのデバイスですし、実際にどういったデバイスとデザインになるかいまいちイメージがつきませんが、あくまでコンセプトですので本当にリリースされるとは限りません。
とは言え、資料内で書かれているようなプログラマブルキー(ボタン)などは普通のChromebookに搭載されても便利だと思いますので、このあたりはコンセプトで終わらずに実装して欲しいですね。
Source : Patently Apple