NECによると、自治体や教育機関向けに販売しているGIGAスクール向けデバイス「Chromebook Y2」の一部において、余分なネジの混入が判明しており、発煙・熱損になった事案が確認されたことを報告しています。
この事案は端末の落下により強い衝撃が加わったことで、バッテリー下に混入したネジがバッテリーを破損させたためとしています。
さらに「Chromebook Y2」などのデバイスではケーブルの組み立て不良による損傷でショートし、発煙や熱損に至った事案も6件あったことを伝えています。
これらの事案が生じたことにより、NECは今後も安全に使用してもらうため「Chromebook Y2」を含む5機種について自主点検を実施することを発表しました。
点検対象のデバイスは以下のとおりです。
対象端末 | 対象生産期間 | 対象生産台数 |
---|---|---|
Chromebook Y2 | 2020年7月~2021年10月 | 98.6万台 |
Chromebook Y3 | 2021年6月~11月 | 14.2万台 |
VersaPro E タイプVR VR-8 | 2020年10月~2021年10月 | 10.9万台 |
VersaPro E タイプVR VR-9 | 2021年5月~2021年8月 | 0.5万台 |
VersaPro E タイプVR VR-A | 2021年8月~11月 | 48台 |
なお、ネジが混入している可能性があっても、端末を落下させるなどの強い衝撃を加えない限りはバッテリーの破損や発煙・熱損には至らず問題ないと伝えています。
今回の事案および発表についての詳細は、NEC公式サイトをご覧ください。